「冷たい水をください」から十数年、 彼らはまた水を欲していた。
zombies are standing out / ポルノグラフィティ
「 かっこいい 」の渋滞が歌詞やらメロディラインやら、あちこちて発生していてもう全然前に進めない。先が見えない。知っていたはずだ、ポルノグラフィティというバンドは振り幅がものすごくあって引き出しが鬼のようにあるということは。
それにしたって大草原の小さなブレスからのゾンビには腰が抜けるかと思った。
岡野さん「 ポルノグラフィティは丸くなんかなってない、尖ってる部分が見せられたらいいなと思って曲を作った。」
いや、めちゃくちゃとんがってる。
生半可な気持ちで近付いたらダメだよ全身太めの棘で串刺しになるよ血だらけになるからね
個人的には「 DON’T CALL ME CRAZY 」を初めて聴いた時のようなあの感覚に近いものを感じた。世間のポルノグラフィティってなんとなくふんわりした丸っこい音のバンド、みたいな印象あるじゃないきっと。でもな、こんなに鋭角な角がついた音も出せるんだぜっていうことをその辺を歩いている自称音楽好きに小声でこっそりと知らせたいと思った。
もう、ちょっとしたヘッドフォンで聴いただけでこんなに気持ちが高揚しているんだからライブで生の音を聴いたら心臓をガシッと鷲掴みにされて、下手したら潰されかねない。音に圧倒されるのって最高に気持いいよね想像しただけでも口角が少し上がってにやにやしちゃう。
岡野さんのいつものようなパーーーンッ!と声を前に出す歌い方じゃなくて体の芯にグッと力を落とし込んで歌うみたいな歌い方もたまらん。好き。
懐かしくて新しいゴリゴリのサウンドに乗っかった新藤節全開の歌詞は最高に美しくて声に出したい日本語。こうなったら強い。強いぞ。最新作が最高だと思えるなんてそんなそんなかっこいいことあります?今度のツアーで聴けるのが楽しみで仕方ありませんよ。課金よ課金、気持ちの良い散財よ。
誰かポルノグラフィティにそろそろ水あげてください
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