これからもずっとその心のままで居てほしいひとの話
リクエスト頂きましたありがとうございます今回も今回で好きなように語り散らかしておりますお願いします
「 16歳 」
もしこの曲を16歳の自分が聴いていたら。
膝から崩れ落ちて泣いて、泣いて、その辺に落ちてる石とか喰ったりその辺に生えてる木引っこ抜いたりしてたかもしれない高橋優を崇め奉って毎日膝を着いて拝んでいたかもしれない。
ブレザーの内ポケットにラッキーストライクの11ミリをこっそり忍ばせて隠れて火をつけていたかもしれない。煙が目に入って泣いていたかもしれない。( 高校生で11ミリかぁ…煙いだろうなぁ…タバコとお酒は二十歳になってからですよ )
この曲を聴くと16歳の頃の自分がひょっこり顔を出してくるような感覚になる。多感でいろんな気持ちが湧いて出て繊細で脆い年代。
子供のくせにって?いやいや、子供だからこそ。子供と大人の間だからこそ感じることがたくさんあってたくさん悩んで傷付きながら泣きながら生きてる年代。
個人的には色々あって大変な時だったなぁと思い出して少し落ち込む曲。
高橋優はこの曲で尊敬出来る大人は居ないし、未来はよく見えないけれど、希望を持ちたいのに持てないけど、それでも自分のことだけは信じてあげようと言う。
嘘をつかないと生きられない?
強がらないと笑えない?
強くなくたっていいんだよ
何回泣いたっていいんだよ
この曲を聴いて綺麗な涙を流せた16歳はどのくらいいるんだろう。救われた人はどのくらいいるんだろう。
自分で自分に背負わせている色んな無駄な気持ちとか重いから解き放つきっかけをくれるような、そんなふうに聞こえる。当時の自分が聞いてたらやっぱり石食べちゃうくらいの衝撃受けてたことだろうな。
これを書いた人は本当に 早熟してるというか16歳にして既にプラス10歳くらいの心を持っているっていうか…綺麗な心のまま世の中を俯瞰で見ているっていうか…上手く纏められないけど…その頃に感じていた思いは今も感じているんだろうしその頃の思いが死んでいないからこそ今でも歌を歌えているんだろうな、と思うのです。
それは決して「大人になれていない」ということではなくて。逆に子どもの思いのまま大人になるのは難しいことで、周りからもいつまでそんな気持ちでいるの?なんて言われたりもしたりして、それでも綺麗な心のままで大人になって周りに汚いものが着いたとしても中心の大事な部分は絶対に汚れなくて。そんな人だから、そんな心の持ち主が紡ぎ出す歌だから、惹かれる人が沢山いるんだろうな。捻じ切れるほどひねくれたわたしはそれが羨ましくてちょっと苦手で大好きです。
以上、心は永遠の16歳のだるいさんでした。
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