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愛はどんな味でしょうか? Twitter:@to_darui

僕らの平成ロックンロールって語呂良すぎ問題

 

 

僕らの平成ロックンロール②

 

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https://open.spotify.com/album/0hqSHdKt2nbF11UI3N1vwR?si=VFVfSYcZTkqi-iZVb2AB6g

 

もし「このアルバムってどんなアルバム?」と聞かれたら「「高橋優」っていう概念そのもの」って答える。とにかく「高橋優」が満ち満ちに詰まっていて、他のものが入る隙間が一切ない。なんなら少し漏れ出てるくらいで毎曲中間くらいで「ああぁ〜高橋優ぅぅう〜」って心が小さく唸ると思う。そもそもこのアルバムは「あぁ、メンドクセェ!」から始まって、掴みが強すぎる。開始三秒で人が死ぬ刑事ドラマ「相棒」レベルのつかみの強さだ。そんな掴みに「ついていけるのかしら…」と不安を感じているリスナーの手をごく自然にそして力強くグイッとそちら側に引っ張り込むのが高橋優という人の音楽なのです。

 

▶︎夜明けを待ってる

「初めまして、俺ってこういう人間です」と言ってるような曲。聴けば聴くほど高橋優ってこういう人間なんだなって思う。散々いろんな曲で言っているけど「「君」さえ笑ってくれていれば世界も他の誰もどうなってようが別にいい」極論だし自己中心的にも聞こえるかもしれないけれど実際みんなこうだろう、と。地球の裏側でお腹をすかして泣いてる子供の涙よりも今自分の隣で笑ってくれてる君を幸せを感じていたいです。大切なことは一つだけのはずなのにそれが霞んでしまう出来事が起こってばかりだ。

 

▶︎今、君に会いに行く

わん!つー!わんつー!すりーふぉー! I LOVE YOUが直球どストレートのラブソングなんだとしたらこの曲は超スローカーブみたいなラブソング。「君は僕の特別なんだ」「僕は君の特別になりたい」なんて言ってくれる人、高橋優以外にどこにいますか?居ますか?前にも会いたいと思ったら会いに行くって言ってたし、顔見て目見て気持ちを直接通わせたいんだね。個人的にトンカツくらい重さ感じる曲。ずっと聞けない。

 

▶︎昨日の涙と、今日のハミング

背表紙に高橋優って書いてある辞書を開いたら書いてある言葉がたくさん出てくる。「幸せかって聞かれりゃ「まぁまぁ」としか答えられない」「不幸せって聞かれりゃそこまで悪くない」「どっちかじゃないといけない?」そもそも幸せってなんだよ?って聞こえてきそうだ。「時に人を嫌いながら、いつも人を気にしながら」って、最強じゃない?聞いてる人の中にあるそこをピンポイントでチクチク刺してくる。「知らん!」の後ろの「知らん!」の言い方が可愛すぎて歯が全部取れる勢い。入れ歯です。

 

▶︎微笑みのリズム

「世界中の子供達が〜♪一度に笑ったら〜♪…うるせぇだろ」と思ってた子供は大人になったんですけど、よく聞きもせずにそういう類の「イイウタァ」だと思ってよく聞いてなくて。前ツアーで初めてちゃんと聞いたのが生演奏っていう贅沢な体験して、それから日を追う毎に自分の中で自分なりにろ過して浸透してきて「あぁ、こういう歌だったのか」と。「永遠に変えられない過去もその傷跡も今の君には宝物」この言葉で心の中に住んでる暗くて黒いものがちょっとでも晴れた人はどれ位いるんだろう。わたしもいつかこの傷跡を「宝物」って呼べる日が来ればいいな。この人は絶対過去を否定しないんだ

 

▶︎発明品

「人間は会ってなんぼだろ」の高橋優が歌うネット社会の歌。出会い系の歌って呼んでるんですけど。一時の「欲」の処理のための「一夜」の「愛情」、別れた後に襲ってくるどうしようもない「孤独」、顔の見えない人に感じる「嫉妬」自分への「劣等感」こんなの全部、ネットがなければ決して生まれてこなかったはずなのに。ぁぁどうしよう。でもやっぱり最後は「直接、好きって言えるかな」

 

▶︎I LOVE YOU

このアルバムの最後を締めくくる曲であり、真打登場。高橋優による「愛」の解釈曲です。手紙を書くように、それを愛おしい人に読み聞かせるように、愛情いっぱいに憂いいっぱいに愛を歌ってる。「こんな伝え方しか思いつかなかった。聞いてほしい」から始まるのズルいよ、好きなってしまうじゃん。「想いが届くかどうかよりも確かなこと こんなに好きになれる人に巡り合えた 僕は幸せ」あんなひねくれ大魔王でもこんな風に思える人に巡り合えたんだ、確かに居たんだと思うとわたしも幸せになれるな。全体的に漂う少しの切なさと寂しさ、それが爆発するのが最後の「離れていても 時が過ぎても 思っているよ君の事 ずっと、ただずっと。 それが正しくないとしても」泣いてる、いや泣いてるよ。全日本切ねぇ歌詞ランキング1位入賞だよ。ずっと、で終われば普通なのに「正しくなくても」という一言によっていろんなものが湧いてくる。あぁ切ねぇ切ねぇ。「過去が惜しくて 未来恐れて 今を嘆いてばかりだよ」が準優勝、それを「君に出会うその日まで」で打ち消すのが優勝です。ありがとう生まれてきてくれて。全人類聞いてくれ。

 

 

 

 

 

 

今回はアルバム単位で本気出して考えてみました。長くなってしまってごめんなさい。皆さん、お家で好きな音楽をたくさん聞いてたくさん心に潤いを持たせましょうね。

 

 

 

▶︎この曲について、このことについて、本気出して考えてみてくれ等のリクエスト、ブログの感想、その他諸々なんでも両腕を広げて待ってます。質問箱までお送りください。包丁でお豆腐を切る時くらい優しくお願いします

 

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