CANDY

愛はどんな味でしょうか? Twitter:@to_darui

優しくなりたければ強くあれ

 

 

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高橋優 / 少年であれ

 

少年であれ

少年であれ

  • 高橋優
  • J-Pop
  • ¥250

 

 

綺麗な心の持ち主がその綺麗な心ごと傷付けられて傷付いて穴だらけにされてボロボロになって遂には自分自身にまで殺されかけて、そんな経験の先で前を向いて光に向かって手を伸ばし続けている強くて優しい人の歌。

注:今回もだいぶ自分のことばかりで勝手に散らかして勝手に終わっています、予めご了承ください。

 

 

 

 

 

高橋優はどうやって痛みを乗り越えて

どうやって強くなったのだろうか

 

 

 

 

「 僕なんか生まれなきゃよかったの? 」

 

ギターは持たず、声とピアノとヴァイオリンのみ。MVもとってもシンプル。だからこそ歌詞と思いが声に乗ってきてストレートにザクザク痛いくらい届いてくる。

そんなこの曲の最初の一文、かなり衝撃的。真面目で綺麗な心の少年の真っ直ぐな問いかけに大人になった今の高橋優が少しづつ答えていくような、そんな感覚で聞いてます。「別に」とか「面白そうな」とか「楽しい方だけ」とか軽過ぎず重過ぎず、絶妙なニュアンスでその問いかけに柔らかく優しく「そんなに考え込まずに」って決して重く固くなりすぎない言葉で答えていくような歌い方、答え的な部分は多分微笑みながら歌ってる(ように聞こえます)

 

 

 

心を休めることすら許してもらえなかったんだな

 

あの頃に、教室という小さくて厄介な世界の中で意味の無い悪意を含んだ視線や陰口に晒されて怯えながら過ごしていたあの頃にこの人のこの歌に出会っていたら自分はどうしただろうかって考えながら聞くことがあって。「うるさい!うるさい!」って耳も心も塞いでしまったかもしれないし救われてたかもしれない、当時の自分は自分じゃないので正直考えてもよく分からないけど 

あの頃を乗り越えてしばらく経ったあの日、この曲を聴いた瞬間、あの頃の生々しい記憶や気持ちや普段は封印してある黒くて汚い憎悪の類が心の底の方から一気に湧いて出てきて、それと同時に涙が溢れた。

 

 

 

生まれてきた意味ならば後付けでも素晴らしい

 

素直に「生きててよかった」って思えた。

意味のない悪意ある棘の生えた言葉や行動によって自分の存在意義が少しづつ消されていく恐怖、楽しいこととか嫌なこととかだんだんそういう分別もつかなくなっていく恐怖、「わからないことはわからなくていい」「抱えきれないものは抱えなくてもいい」そんな当たり前のことすら分からなくなっていってだんだん真っ暗で静かな自分の内側に内側に追い詰められていく恐怖。今でも残る恐怖。当たり前を気付かせてくれる友達も大人も周りにいなかったし自分で気付くなんてことも到底出来なかった。でも生きた。

大人になった今でも生きてる意味が頻繁に分からなくなったりするけどその度に「生まれた意味ならば後付けでも素晴らしい」ってあの言葉がふんわりと浮かんできて、「そうか…よく見えないけどこの瞬間にも何らかの意味があって生まれた意味を後付けするための時間なのかな。そしたらもう少しやってみるか。」って思えるのです。私にとってこれは結構、割と、いや、本当に凄いことなんです。

そして 「奴ら」のことは決して悪く言わないこの人の歌詞、むしろほとんど登場してこない。なぜなら「奴ら」はもう当時の事を覚えてはいないだろうし、周りは関係ないから。自分自身がどう考えてどう生きるかによってこの世界はどうにでも変わるから。「生まれなきゃよかったのかな」と一瞬でも思ったことのある人の言葉だからこそ重くて苦しくてあったかくて救われる。

 

 

この歌を聴いて心の錘が軽くなった人、

救われた人、もう少し生きてみようと思った人、

涙を流せた人、どれくらい居るんだだろう。

 

少年よ、君は素晴らしいぞ。

いま君はきっとたくさんの人を救って、たくさんの人の人生を豊かにしているよ。「それ」を聴いた人の心に少しでも希望を生み出せる、そんな曲を言葉を書ける人間ってこの世にどのくらい居るんだろう。

 

 

わたしの大好きで尊敬するひとの言葉で「 優しくなりたければ強くあれ 」っていうものがあるのですが、正に高橋優はその通りの人だなと思ってて。優しくなるにはそれ以上に自分が強くなくちゃいけなくて、強くなるにはそれ相応の経験を積まなくちゃいけなくて。どれだけ強くなればこんなに優しくなれるのかな。これは誰にでも出来ることじゃないから、わたしには一生知りえないと思うけど、少しでも想像しようものならば苦しくて耐えられないかもしれない。受けた憎しみや苦しみを憎しみや苦しみでアウトプットしない強さ。うう…強くなりたいよ…………

 

当時の自分と当時の高橋少年を重ね合わせると感情がめちゃくちゃになって意味わかんなくなって息がしにくくなるけど決して負の感情に飲み込まれてる訳じゃなくて。こんな風に思える様になるまでにどれだけの苦しみと悲しみを味わってどれだけの涙を流したかは計り知れないけれど、当時の少年に会えたとしたらぎゅっと抱きしめて少年の存在意義を夜通し提示してあげたいと思うし、いつか奇跡が一億五千万回くらい起きて地球が三回くらい滅亡して本人に何か少しでも伝えられる時が来たとしたら「生まれてきてくれてありがとう」って伝えたい。

わたしの存在意義を見出してくれて、存在を肯定してくれてありがとう。

 

いつか少年も、みんなも、生きててよかったと心の底から思える日が来ますように。後付けでも良いから生まれてきた意味を見出せますように。

 

 

 

 

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隣の眼鏡はよく笑う眼鏡だ

 

 

 

 

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高橋優 / 同じ空の下

 

同じ空の下

同じ空の下

  • 高橋優
  • ロック
  • ¥250

 

 

 

正直に言うとこの曲、最初の頃聴くことを躊躇うくらい苦手でした。今でもほんの少しだけその苦手意識が残っています。神様もびっくりレベルのひねくれ大魔王なので世間一般の「良い歌」「明るい歌」「応援歌」の類に拒否反応を起こしてしまってそういう類の歌がどうも苦手で。

素直に聞けなくて、最初に聴いた時は「うわ〜こういう歌を歌うタイプのひとか〜」と全身にサブイボを立てながら秒で聞き流していたのですが少しずつ他のいろんな曲を聴いたり映像やライブ、インタビューなど高橋優本人から発信される様々な生きた言葉に触れていくに連れて段々「この人はこっち側の人間なんだ」ということに気付いて更には「自分と似てる」と思えて。

そう思って暫くしてからもう一度この歌を聞いてみようと。こっち側の人間の書く前向きな歌ってどんなものなんだろうって。単純に興味が湧いたのです。

 

沢山の挫折や葛藤、困難を経験してきた人の心の底から生まれてくる前向きな言葉は嘘っぽくも薄っぺらくも聞こえないし純粋に受け止められた、と同時にびっくりするくらい自分に落とし込んで聞けました。

明日がそっぽ向いてたり今日がやるせない毎日ばっかり過ごしているもので聴くたびに「なんだ今日の私のことか…」って思うし自分と近いと思う人の言葉だから自分に投影しやすくて移入しやすい、ぽんぽんっと優しく背中を押して…押すというよりは「ほら、ここにいるよ」って優しく叩いて教えてくれるみたいなイメージかな。そっか、わたし一人じゃないのかって。

 

 

この手伸ばして一歩踏み出して

「これだ」って腹括って決めた

道なき道をどこまでも行こう

何度躓いても 夢は叶うよ 

さぁ 歩み続けよう

やがて時は満ちてく 

 

余談▷一番の「夢は叶うよ」の「叶うよ」が「秋田ぽいなぁ…訛ってるなぁ…」っていうのがこの曲の本当の本当の第一印象でした。「がなうよ」に聞こえる…っていうかそう言ってる絶対。ずっと訛りを捨てずに東京で20年以上訛り続けている広島県出身の某ロックバンドを見て育ったので親近感は大いにありましたし歌が一発録りなのもなんかいいなって思えました。あとカラオケで歌うと「ゥオ〜イェ〜」のセンスがなくて上手く歌えません。今も。

 

自分に投影すると同時にこの歌を作った本人に移入して本人を思うことも大いに出来て。ちょっと弱ってるとこの二つの意味合いで苦しくなってすぐ両方の目から水が出ちゃうんですよね…バスタオルください…ブビビビーッ

本当に色々あって、ハッピーおたんこなすな私なんかじゃ知りえないし分かりきれない事も大いに含めて沢山あって、もう無理って思ったり歩くことを辞めようって思ったりしたこともあったかもしれない。

でもどんなに転んで泥んこになってもボロクソになっても心が傷付いても周りから笑われても何しても歩くことを止めないで歩いて、歩いて、歩き続けてやっと光を掴んで、その道なき道は今も続いてるんだなって。

よく歩き続けたなって、誰目線だよって話ですけど本当に素直にそう思うし心の底から尊敬する。数少ない尊敬出来る大人の一人が強力すぎて一般人が霞む、というかよく見えない。というか見えない。ていうか居ない。

 

この曲においての「夢は叶うよ」の強さ。

はい、たった今説得力の高さがエベレストを超えました。なぜならこれは夢を叶えた人の言葉だからです。

 

 

人と少し違ったり

少数な方に属したら

蔑まれることも珍しくないよ

でも心配ないよ 腰抜けの戯言

歩みを止めなけりゃ

夢は逃げやしないから

 

最初の「選ばれたわけじゃない」「才能があるって保証もない」といい、この部分といい、始まりの言葉が少しだけ後ろ向きなのがいいと思うんですよね。少し後ろ向きな言葉から入ることによって「それで?」「だからなんだ?」っていう良い引っかかりになるというか、

続きを聞きたくなるような始まり方だと思うんですよ。始まっていきなり「夢は叶うぜ〜!!!(爆音)」って言われてもなんか全然叶いそうもないし「ウルセェ!」って耳も心も塞いじゃうよね、少なくともひねくれ大魔王は。

蔑まれたりしたことは昔から何度もあるし今でもたまにある。あの頃この曲に出会っていらもう少し頑丈に強くなれてたのかなぁ、なんて。いつだって何か人と違うことをする人は何もしない人にボコボコに叩かれるんだ。この曲作った人もそんな経験があるんだろうか…

 

 

望んでた成果はまだ得られない

この高い壁の向こう側に

何があるだろう

 

ライブで手にグッと力を込めて少し上を見つめながらこの歌詞を歌う姿が好きです。待ってろよ!今に見てろ!って感じがしてたまらないです。一緒に力こぶ握っちゃう。壁の向こうには何があるのかなぁ、出来るだけ素敵なこととか、幸せなことだといいな。

 

いつかまた会えた時は

胸を張っていたいな

まだ笑うには難しい 

増えてくばかりの傷も

君と笑い飛ばせりゃいい

その時まであと

どれくらいの涙が流れても

 

独りぼっちでも 孤独とは違うよ

同じ空を見てる

 

すごく小規模なこと言うと「いつかまた会えた時」=「ライブ」と思ってて。ライブってどちらかと言えば非現実な空間と時間じゃないですか。現実社会で戦って戦って、負けちゃったり落ち込むことの方が多いけど「でももうすぐライブだから踏ん張らなくちゃ!」とか「頑張ってコイツ倒してからライブ行こう!」とか。とにかくライブに行くのに、好きなあの人に会いに行くのに自分の中で後ろめたさがあってはならないと思ってて。

胸を張って全力で楽しむには現実社会でそれなりに頑張らなくちゃいけないと。折角なら胸を張って会いに行きたいと。会えた時に嫌なことも笑い飛ばせればいいと、思いながら日々をせっせと歩いているわけです。

 

「独りぼっちでも孤独とは違うよ同じ空を見てる」

これは「一人」と「孤独」を知ってる人の言葉。

いつもここで我慢出来ずにポロッ…と目から一粒だけ水が出てくる…よく「一人だなぁ」って思って鬱ぎ込む人間だから…でもそれは孤独じゃないって、みんな同じ空を見てるんだよほら君も見てごらんって自然と視点と顔を上に向けさせてくれる…わぁ…今日も綺麗な空だなぁ…

 

まだ笑うには難しいとかあとどれくらい涙が流れてもとか単純に「笑ってー!笑ってー!」って言いまくるんじゃなくてちゃんと聞き手が自分から笑えるのを待ってるこの言葉の使い方、強制じゃなくて同調だから良いんだと思う。最終判断はこっちに任せてくれてるからポジティブ恐怖症でも素直に聞けるし、ウンそうかなって感じられる。

 

 

明日も笑えるよきっと 

何が待っていても

行けるところまで行こう 

同じ空の下で

 

ここも「最後まで」とかじゃなくてあくまでも自分が、あなたが「行けるところまで」行こう!というのがいいと思うんです。もはやこの曲の歌詞みんな良いんですけど。

 

 

 

    強くて腹立つくらい強い人の曲。ほぼ毎回言ってますけど本当にこの人強いなぁって思うんだ…夢を持った人間は強くて羨ましい。私は夢が全く無い人間なのでやっぱり夢がないとダメですか…?とか色々考えちゃったりもす…ボコッ!…ウッ…ドサッ……ひねくれネガティブ大魔王はきりたんぽで殴ってから燃えるゴミに出しておきますね。

 

 

逆にこんな風に思えてこんな言葉を生み出すまでにどれだけ辛くて苦しいことを経験したんだろうって考えると胸が痛むんですけど、どんなにひねくれネガティブ大魔王でもこの人も頑張ってるしこの人が言うなら本当に明日も笑えるし何があっても大丈夫な気がするぞ、よし明日も頑張ろう!って思える魔法の言葉が詰まった、痛いくらい強くて悲しいくらい優しい曲です。

 

国歌レベルで歌い続けて欲しい。 

 

 

明日も笑えるよきっと。

 

 

 

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便利さの代償に失ったものは何?

 

 

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リクエストいただきました、ありがとうございます。今回もだいぶ暗めな自分の世界にに入り込んでシリーズ史上最強に支離滅裂になっております、何回も読み返してたら自分でも意味わからなくなりました……最初に謝りますごめんなさい…出来るだけ温かい目で薄目で読んでください…それでは始めます……

 

 

 

 

高橋優 / 発明品

 

発明品

発明品

  • 高橋優
  • ロック
  • ¥250

 


携帯電話、スマホSNS、人類の発明と発達によって便利になった反面それまで無かったはずの、つまり感じなくても生きていけていたはずの「 寂しい気持ち 」も一緒に発明されてしまった、というはなし。


この曲は最初から最後まで、頭蓋骨の裏側にザラザラザラザラ響く高橋優の超低音ボイスで展開していくんですけどそれが、もう、最高に良い。高橋優の低音はエアコンでキンキンに冷えた部屋で寒い~!って言いながらふかふかのお布団に包まるのと同じくらい気持ちと心地が良いんです。そんな超低音ボイスで、特に大盛り上がりすることも無く、ただ淡々と、ぽつぽつと、吐き出し続けます。

 
※めちゃくちゃな余談※ この曲を最初に聞いた時ちょうどわたしのイヤホンが死にかけてて銅線が見えてたんですけどそのせいで良い感じに音が飛んで聞こえてきて、それがなんだかやけに「発明品」っていう曲と合っててびっくりしたんですよね、そういう仕様かと思って。すごいなって。そしたら単純にわたしがボロのイヤホン使ってただけなんですけどねははは…はは…はい。

 

 

簡単だ お買い得だ ワンクリックだ

愛情が アカウントだ 出会った 誘った

SEXした 別れた 入社した 働いた

怒られた 辞めた あぁ 孤独だ 孤独だ

あぁ 困ったな あぁ 

あぁ 孤独だ 孤独だ あぁ どうしよう

 

トントントントンと同じテンポで意味があるような無いような、取るに足らない現代の日常みたいな、そんな言葉がつらつらと並べられて行く。聴いていて知らないうちにどんどん暗い螺旋階段を降りて行くようにだんだん底の方へ引き込まれて行くような、そんな感覚に陥る。 

 

あぁ孤独だ 孤独だ あぁ どうしよう 


冷静に今の自分と孤独を見ているように思わせておいて「どうしよう」と言う。そうだよね、分からないよね。どうやってこの孤独と一緒に生きていけばいいんだろう。自分が孤独だということはわかってるのにその孤独をどうしていいのか、この先はどうしていけばいいのかはわからない。この等身大の叫びみたいな感じがたまらないし近くに感じるひとつの要因でもある。あれ?これわたし?

 
大サビ前の「あぁ嗚呼あゝアァ唖々パート」が言葉は特に無いのに繰り返される「あぁ」からいろんなものが伝わってきてだんだん苦しくなってくる…

こういう、前にも後ろにも押されないような、ただそこに存在するだけのような曲が好きで。

暗くて静かな部屋で独り膝を抱えて目をぎゅっと閉じて聞きたい、とことん自分の孤独を感じて、とことんこの曲の孤独も感じていたい。

 

スマホSNSがなかった頃はこの気持ち、どうだったんだろう?私は割と携帯/スマホ/SNS世代なもので、その前の時代はランドセルを背負って地球を蹴り飛ばしながら過ごしていたから大人な男女の関係性とか大人な心とか気持ちとか深いところはあまり分からないけど、ノートにこっそり自分の心の中をちくちく書き込んでいたようなことを今はフリック入力で不特定多数の知らない人たちが見える世界に垂れ流してるっていうことなのかな。そう考えると今はめちゃくちゃに恥ずかしいことしてるんだな。

自分自身がやってることは昔と対して変わらないはずなのにどうしてこんなにストレス感じて息苦しくなってしまったのか、自分の中だけで成立していた世界の中に「 対人 」が生まれたからだろうか?

個人的な話ばかりで大変申し訳ないけれど、自己肯定感が無いに等しい私のような人間にとって「いいね」とか「リプライ」とか「フォロワー」とか、結構大事で。うわネット恐ろしいなと思う瞬間もあるけど「いいね」とかで自己肯定してもらえているような気がして心がちょっと満たされてるのも事実で。それと同時に少なからずストレスを感じているのも確か。結局、SNSの自分がどこまで本当なのか自分でもよく分かってないし、無意識で演じているかもしれない、どこまでが本当なのか嘘なのか分からなくなる。お手軽過ぎてノートにこそこそ書いてた頃の時間とか想いと比べると今は自分と向き合う深さがなくなってしまったような気がする。

好きなものや思考が似通った顔の知らない人達と簡単に繋がれて想いを共有できるのは絶対的に今の時代の良さだと思うしおかげで楽しくやってる部分が大半だけどこうやって良いことばかりじゃないのも分かってる。でももうそれが自分にとっては必要不可欠なものになってしまった。切っても切れない、満たされると同時に、この「 淋しい気持ち 」とも一生一緒。あぁ、困ったなぁ あぁどうしよう。

 

一人で居た時よりも今の方が誰かと

繋がっているはずなのに

一人でいた時よりも孤独を感じる。

顔を上げて周りを見渡すと、

あぁやっぱり    ひとりだなぁ。と。

 

 

いつか君に言えるかな

「 好きです 」と一言

直接言えるかな

見つめ合って言えるかな

 

君は今ここに居るのかな

未来にいるのかな、

はたまた過去にいるのかな。

 

電波通じてなくても

想い合っていればきっと

会ってるのと同じだと

昔の人が言ってたらしいよ

 

「想い合ってる」 と 「会ってる」 で掛かってて綺麗だと思う。  この昔の人が言ってたらしいよっていうこのどこまでも曖昧であやふやな問いかけで終わるのがまた…良い……… 心の中でいつまでも余韻の波が残り続ける終わり方というか…「~って言ってたらしいけど、今を生きてる君はどう思う?」みたいな。今のネット戦国時代に生きる人全てに教えてあげたい言葉。こんなふうに思える人と出会えたら幸せだね。

 

暗くて重くて、でも決して冷たくない、不思議な曲。ああ~~あぁ…嗚呼…まだまだ暗い暗い螺旋階段を降りて行く必要がありそうだ……

 

 

 

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今日もどこかであなたが幸せでありますように

 

 

 

 

高橋優 / 僕の幸せ

 

僕の幸せ

僕の幸せ

  • 高橋優
  • ロック
  • ¥250

 

 

リクエスト頂きましたありがとうございます。ざっくりわかりやすく説明するとTHE 高橋優 な曲です。彼の人となりが何となく分かります。とか言いながら本心は全然違ったら最高だね、ということで始めます。

 

 

 

まず最初にすみません、多分日本でいや世界で一番この曲聞いてるのわたしだと思います。いやほんとに、下手したらご本人より聞いてるんじゃないk…あっゴメンなさい眼鏡は触らないで!……いやでも割と本気でそう思うくらい聞いてます本当にマジで。本気と書いて、マジで。

 

 

この曲、全体通して「僕」が主体なんです。

「君」は登場しているけど「君」自体の考えとか思いは結局最後まで一切出てこないんです。それがなんだかちょっと不思議に感じて。「君」とはなんなのか、そもそも人なのか、精神的なものなのか、単純に「君」に感情移入したり、いろいろな聴き方が出来る曲だと思います。まぁ私なんかは古のハッピーポンコツなんで感情移入して以来なかなか帰ってこれません。

 

 

僕の幸せがここにあれば それでいいと思ってた

綺麗な風景を見て 涙が溢れそうな時

君に見せたいと思う 君の顔思い浮かべてる

 

僕は僕が幸せならそれでいいと思ってた。そんな僕が変わったのは君と出会えたから。この綺麗なものあの人にも見せてあげたいとかこの美味しいものをあの子にも食べてもらいたいとか、綺麗な風景とか美味しいものとか自分が思う「良いもの」を共有したいっていう感情って最高級のだと思うんですよ。あの子にも見せてあげたいな、どんな風に見るのかなって。

 

笑っているのかな? どこかで泣いてやしないかな?

喜ぶ顔が見たくて 満足げに笑う君を見ていたくて

僕にできることを ずっと探し続けてるよ

わがままを言うけれど 僕の幸せは君の笑顔

 

笑っているのかな?どこかで泣いてやしないかな?この歌い方がなんだかちょっとだけ寂しそうっていうか切なそうっていうか笑ってるけど涙を流してるようなそんな風に聞こえて胸の真ん中あたりがぎゅっとなる

 

わがままを言うけれど僕の幸せは君の笑顔ですって???ハイ、この世で一番綺麗なわがままです、たった今決定しました。このわがままを言うけれど〜っていう前置きによって「僕」主体感がより一層引き立つしものすごい控えめに愛を伝えてるのかなっていう…君にこんなこと言ったら困らせるかなぁって思いながら言ってるのかなぁ…とか…思うと…

 

君が言うような 真心とか優しさに程遠い

ろくなものじゃない そう、僕もただ幸せが欲しいのさ

 

高橋優ってすぐ「「優しい」って書いて「優」って読むのに全然優しくない…」とか言うじゃないですか。

他人の思う「優しさ」と自分の思う「優しさ」に対して凄いコンプレックス持ってんじゃないかって思ってて。「雨に濡れてる捨て犬を拾ったら「優しい」ですか?それってただの人間のエゴじゃないですか?」みたいな。

「優しさ」という不確かなものに生まれながらにして縛られてんのかななんて思ってるんですけど「僕もただ幸せが欲しいのさ」なんて言われちゃった日には、ねぇ。そっと抱きしめてあげたくなりますよね。ろくなもんじゃない、なんて弱み見せちゃってさ。ずるいよ。結婚しよ。

 

この命と引き換えに なんて出来るだけ言わない

君がいるこの世界に いつまでも生きていたいから

 

エーーーーーーーーーーーーッッッッッッッッッ!?!?!?!?!!?なんだって!?!?!!!?

びっくりした…ハァハァ……このフレーズには上空5,000メートルくらい垂直にぶっ飛んでから地面におでこ擦り付けちゃうくらいの衝撃を受けました…どちらかというと「この命と引き換えに」タイプの人々の歌を聴いて育ってきたもので…取り乱しました…すみません…

 

 

無邪気なままの君が 

いつまでも消えてしまわないように

勝手なこと言うけれど 

僕は君の笑顔を守りたい

 

「無邪気なままの君が」ってフレーズだけで素朴で純粋でめちゃめちゃにいい子なんだろうなって想像できるしその大事なものがこの先の困難とか悲しい出来事で無くなってしまわないように、僕は君を守りたいと。はぁ、また勝手なこと言うけど〜とか言うじゃん…世界中の勝手なこと言ってる人間に「僕」の爪の垢を煎じて飲ませてあげたいわ。ていうか勝手に口に放り込みますわ。

 

これは独りよがりな気持ちかもしれないけれど僕はずっと君を守りたいし、僕の幸せは君の笑顔だと言う。この曲を聴き終えるたびになんて素敵でなんて綺麗な心の持ち主なんだろうと、こんな人に出会えてこんな人が作った音楽に出会えて本当に良かったと心の底から思えるのです。歪んでる人間からしたらほんとかよ?って思っちゃうくらい真っ直ぐで愚直な人の歌。

 

あなたの幸せがずっとずっと続きますように。

 

 

 

 

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心の栄養補助曲品

 

 

 

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今回はリクエスト頂いた曲です。ありがとうございます今回も超個人的見解を吐き散らしていきますのでよろしくお願いします。

 

 

まず最初に言いたいのがこの曲に出てくるきみは何かによって物凄く深く傷付いてしまっていて、それをぼくが「大丈夫、大丈夫」って言って励ましながら明日に導いてくれてるんだという解釈で聞いるということ。精神衛生を良くしたいと思う方は是非。

 

 

高橋優 / 虹と記念日

 

虹と記念日

虹と記念日

  • 高橋優
  • J-Pop
  • ¥250

 

この曲、全体的に珍しい曲だと思うんですよね。マイクから50メートルくらい離れてるような歌い方?声の出し方?っていうんですか?柔らか~~~い雰囲気とか、大サビのファルセットとか曲のタイプも他にあんまり類を見ないっていうか。全編通して果てしない透明感がありますよね、純度の高い綺麗な水を凍らせた氷みたいな、真夏の青空みたいな。どこまでも澄んだ空気感。全部ガァァって歌うだけが高橋優だと思ってるそこのあなた、「ちょっと聞いてみて」って感じ。コーラスが合わさって二重に聞こえるのは「虹」だから?違いますね、はい。

 

 

明日きみと駆け落ちするのもいい

二人だけで住むならどこがいい?

例えばの話だけど

きみが望むならすぐ連れてくよ

 

他は比較的、比喩的表現なのにこの部分だけやけに生々しくてヒェッてなりませんか?だって「駆け落ち」ですよ?待ってね今ウィキペディアで調べてみるからね?

駆け落ち

愛し合っている男女が一緒になることを親によって許されない事情があり、親の知らないところで同棲生活をするために一緒に逃げること。

ヒェッ…

ここの「二人だけ」の「だけ」が良いですよね〜、もう二人だけの世界だ〜きみが望むなら今のこの現状ぶっ壊して別の生活始めちゃっても構わないよだって〜

どこが良いかなぁ…海が見える高台に建ってる白いお家が良いな、木造の。「おはよ」って牛乳飲んでる高橋優に「おはよ」って返したい。牛乳あんまり好きじゃないけど

 

 

言葉並べたって意味がないこと

泣いてたきみの隣で気付いた

痛み分け合えりゃ 

どれほどいいだろうと

考えはするけど

いつも何も出来ない

 

ずっとずっと明るい言葉しか言って来なかったのにここへ来て突然、きみの痛みはわかってるはずなのに具体的にきみの為にぼくは何も出来ないって言ってるの胸がギュッてなる…大丈夫だよそんな風に思えてるならもうそれすらきみの為にも力にもなってるはずだよ…

 

そして最後に気付くのです、そう、この曲の中のぼくは

肯定しかしていないということを。

 

今笑えなくても、 ぼくが笑わせてあげるから

立ち止まっても、焦らないで大丈夫

悩んでも、とりあえず今を見つめていれば

 

「きみが居てくれるだけでいい」

 

 

あの、別に変な意味じゃなくてこの曲、ちょっと精神的に辛くなってる人に聞いて欲しいし周りにそういう人が居てなんとかしてあげたいと思ってる人にも聞いて欲しいと思うんです…一ミリもきみを否定しないで肯定し続けてくれて更には「ただ居てくれればいいよ」なんてこんなストレートに存在を肯定してくれたらそれだけで胸がいっぱいになって嬉しくて泣いちゃいそうだ。

 

人生は雨雲続きで雨降りばっかの時もあるけどそれを晴らすのは「木漏れ日のような笑顔」、つまり、きみ自身なんだよって優しく諭して終わっていく……なんだこの尋常じゃないくらいの心のあったまり具合は…いまなら何に対しても優しく接してあげられそうだ……

笑ってる顔を見て「木漏れ日みたい」って思える高橋優の思考をいますぐ無形文化遺産に指定すべきだと思います。以上です。

 

 

「明日ぼくと駆け落ちするならどこがいい?」

 

 

 

 

 

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好きで好きで仕方ないからどうしよう

 

 

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高橋優 / 想いよ、届け

 

想いよ、届け

想いよ、届け

  • 高橋優
  • ロック
  • ¥250



曲を語るシリーズ記念すべき、二十弾目はコチラ、私の大好きな曲のひとつであります。

 

いやいや高橋くんなんでそんなに前向きポジティブシンキングなの!?!?いつもそのくらい前向きに真っ直ぐ物事見ておくれよ!!!!

 

友達でもないし話をしたこともないってもう完全に彼女にとってはただの「その他大勢」で「モブ」でしかないのになんでこんなに自信満々なんだろうか…この溌剌としてる感じが気持ち悪くて大好きなのです。サビとか、どこで息してるの?いろんな意味でハアハアしてるのが伝わってきてすごい…あの…気持ち悪くて好き…気持ち悪いってもちろん良い意味でね…今回「気持ち悪い」って何回言うんだろう…最後に数えてみますね、それでは始めます!よし!

 

 

「想いよ、届け」は2011年にリリースした誰もいない台所というそれはそれは素敵で切ないお別れの歌の次に入っているカップリング曲です。そう、楽曲の振り幅の高低差が凄くて耳がキーンてなるやつ。おぅ?ぇ?違う人の曲始まっちゃったかな?

 

友達でもなくて会話したこともなくて二人きりで話をしたこともないし、ここまで来たら名前すら知られているかも危ういけれどそれでも好きで好きで仕方ない「きみ」に対する想いを不器用に情けないくらい赤裸々に「ぼく」が力の限りに凄い勢いでぶちまけているのですが、イメージとしては大学の広い教室の端で一人本読んでるフリして「きみ」を見てるメガネのモテない「ぼく」とその反対側で男友達に囲まれながらキラキラ笑うキラキラした「きみ」が居ます。

 

これ〜~わたしにMV撮らせてくれよ〜って思うくらい映像が浮かんでくるんですよね~「きみ」はきみって書いてある紙を顔に貼った女の子で、「ぼく」はもちろん高橋優で。白いシャツ着てもらってメガネして髪の毛はちょっと無造作ヘアでお願いします。Aメロは本で顔隠して目だけ出して歌ってもらって、サビになったら突然立ち上がってカラフルボールの中でギターかき鳴らしてください、はいよーいアクション カチコンッ

 

 

最高の人類をぼくは

知ってるよ それはきみ

きみがくれるモノならば

毒でも愛でも

喜んで食べる所存です

 

うわぁ………このヤバい感……嫌いじゃない…むしろ好きなひと、挙手してください。

 

所存です(好)〜〜〜きで好きでし〜〜かたなくて〜〜ってサビに繋げてノンストップで想いを吐き出すんですけど、これがまたこの歌詞といい具合に相まって最高に切羽詰まってて気持ち良くて気持ち悪い…ああこんなに誰かのこと想ったことあったかなぁ…

 

 

二番になると「ぼく」の欲や願望がより鮮明に見えてきます。Bメロは無造作ヘアのモブ高橋優が「きみ」の後ろを電柱に隠れたりベンチに座ってみたりしながら着いていきつつ、彼氏とイチャイチャしてる「きみ」を見ながら歌ってもらって、サビになったらまたカラフルボールにまみれてギター掻き鳴らしてください、はいよーいアクション カチコンッ

 

彼氏が居るらしいという噂

もう嫌になっちゃうほど

聞かされた

居たって別に関係ねぇんだぜ

そいつよりも

好きにさせてみせる

 

世界最高の宝物を知ってる
それはきみ
きみを悲しませるなら
王様だろうが 何様だろうが
ぶっ飛ばしてやる所存だ

 

王様だろうが何様だろうがの語呂の良さと滑舌の滑らかさが気持ちよくてグフフってなっちゃう…王様だろうが何様だろうが!本当にぶっ飛ばしそうな、力を込めた拳が見える歌い方たまらないし寧ろわたしをぶっ飛ばしてくれって感じですよ、えぇ。はい。

 

そもそも「ぼく」の想いの根本は「きみ」を幸せにしてあげたいっていう純粋な気持ちなんですよね、それがなんだか切なくてきっとこの想いは届かないだろうし叶わないんだろうなってなんとなく伝わってきちゃうんだけど「ぼく」のこの純粋な気持ちはきちんと受け止めて評価してあげてほしい…でも好意のない人からの好意ほど怖いものは無いということも伝えておきたい……

 

夜も昼も君を想う

そこらのアベックみたいな

ことしたくて

許されるならきみのカラダ

強く抱き締めてみたくて

 

アベックってなんだ?と思って調べてみたんですけどカップルのことなんですね、もしかして死語?死んだ言葉?でもなんだかカップルより生々しくて良きだと思います。

 

好きで好きで仕方なくて

いつか二人きりで

色々したくて

許されるならきみの唇に

熱いキスをしたくて

それ以上のコトもしたくて

最後の最後まで

イキまくりたくて

 

「~したくて」「~たくて」を「~たくって」って歌うのずるくないですか?高橋くんの頭をヨーシヨシヨシってしたくなる気持ちが湧いてきませんか?母性本能ボコボコにしてきませんか?大丈夫ですか? キスしたいそれ以上のこともしたい、切なくて情けなくて正直な、伝わることの無い気持ち…独りよがり…あれなんか泣けてきた…

 

現状は険しいけれど

いつの日か

きみを幸せにしたい

 

結局はこれなんだよな「ぼく」の気持ち。

番号教えて!住所教えて!早く別れて!早くこっち来て!想いよ届け! 好きな人のことを思うあまりに「別れて」と好きな人の不幸を願ってしまう、ああ~人間とはなんて悲しい生き物なんだろう~。「ぼく」はこんなに思ってるのに「きみ」には想いを届けるべき想い人が別にいるんだよ絶対交わらない矢印が最強に切ないよ~!!! この最初から最後まで「ぼく」から醸されまくってる非モテっぽさが大好きでクセになるなぁ~!!!!

 

最後の  あ゛あ゛

               ア゙ア゙

                                      ア゙ア゙…

 

ドラムスティックカラァンッ

届くわけねぇだろ 」感が伝わってきて笑える。「ぼく」に幸あれ。

 

 

 

今夜「ぼく」は「きみ」で夜に漕ぎ出す

 

 

 

 

※「この曲について本気出して考えてみてくれ」「このことについて本気出して考えてみてくれ」等のブログのリクエスト、感想、なんでも腕を広げて待ってます。優しい言葉でお願いします

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感情移入なら任せておいて

 

 

 

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高橋優 / 君の背景

君の背景

君の背景

  • 高橋優
  • ロック
  • ¥250

 


高橋優特有のリアルな心情感情情景曲のひとつ。「おかえり」と同じタイプの曲。心の真ん中がむずむずしちゃう、こういう曲はこっちも力の限りに感情移入して聞くのが一番だ!ということで、わたし(あなた)は高橋くんと駅から少し離れた閑静な住宅街のアパートで同棲しています。特に目立ったことは無いけれど平凡で幸せな日々を過ごしていたそんなある日、近所のスーパーに一緒に買い物に出かけたらちょうどじゃがいもの詰め放題をやっていて大人二人がついつい本気を出してしまい、ものすごい大量の芋を徒歩で家まで持ち帰らないと行けない状況になってしまったのです。それでは始めます。

 

 

チャーン!チャ~チャラ~チャラ~ラ~(前奏)

 

 

まず最初にこの曲で言う荷物精神的なものだと捉えています。困難とか苦悩することとかいろいろ、バランス悪くても重たくてもそれを二人で半分づつ持っていこうねって言ってるんだと解釈した上でわたしは荷物=精神的なものをわかり易くジャガイモにしています

 

 

 

いやいや…だいぶ重たくなっちゃったな…


わたし「これはちゃんと持たないと持ち手が千切れる」

高橋優「ぼくが車道側歩きたいのに…」

わたし「そりゃ万が一にも高橋優が轢かれたら地球終わるからな、わたしが身を呈して守りますわ」


車道側歩きたい同士の平和な争いを見続けたい


高橋優「そしたら荷物だけでも持たせて?」

わたし「いや死ぬほど重いから半分こしよ」

( こんな大量のお芋どうするんだろう…ポテトサラダかな…肉じゃがかな…フライドポテトかな…マッシュポテトかな )

 

どんくさい僕なのに一緒に居て

笑っている君を見つめてる    


ここ本当に愛おしそうに歌ってるんだよね…君を見つめてる顔が浮かぶもんね…真っ黒い柿の種を横にしたみたいなお目目を細くしてるんでしょ……高橋くん自分のことすぐ「嫌われ者」とか「鈍臭い」とかめっちゃ卑下するじゃん…やめなよそういうの…私なんかどうなっちゃうんだよ…泥だよ…砂粒だよ…

 

 

同じ高さで同じ重さで歩いて行けるように

君は背伸びして歩いてるからおかしくて

二人で笑った      僕も猫背にして歩いた

 


と、尊い~~~~~~~~!!!!!!!!高橋くんの目線がずっと隣を歩いてる君に向いている~~~~!!!!二人で笑い合っちゃうってなに~~!?!幸せすぎて消滅しちゃう(ボンッ)


個人的になんですけど、だるいさんは163センチで高橋くんは174センチ(多分)なので丁度こんな感じで歩けごめんなさいごめんなさい、熱々のきりたんぽは仕舞ってください。あ、あと高橋優の猫背が好きです。猫背の状態から「あ、俺いまめっちゃ猫背だわ」ってスッと姿勢を正すあの瞬間も好きです、以上です。

 


チャーン!チャ~チャラ~チャラ~ラ~(間奏)


おかしいなぁ、さっきまではお芋袋持ってたはずなのにいまは抱きしめ合ってる……死ぬ…?「抱きしめてたら」じゃなくて相手も自分のこと抱きしめてくれてるんだね、知ってるよそれを幸せと呼ぶことくらいは。わたしが高橋くんと抱きしめ合ったら肩の辺りに埋まってしまう希ガス…あ、ほらごめんなさいごめんなさい、いぶりがっこはしまってください。


高橋優「片方づつの荷物ずっと離さないね」

わたし「いや離したら高橋くんの左足に大量の芋がぶち当たってその後道中にこの芋達がぶちまけられちゃうから…」


そうしてたら急に高橋くんがグッと寄ってきて私が持っている方の持ち手も含めて手を握ってくれるのです。


高橋優「その手をちゃんと握りたいから」

わたし「えっ(死ぬ?※二回目)」

 


愛しているよ、愛しているよ

会えないときもずっと

 


ここでわたしの心の中のじゃがいもが芽を出します。二回も繰り返すのズルいし満を持して、というか、気持ちが抑えられないの…って感じで愛しているよって言い出すのズルい……わたしもすき…

 


君の笑顔を見つけるための

日々を歩いていたい


無理つらい(語彙力の死去)

 


高橋優「ずっとこの手を離さない」

わたし「(安らかな死)」

 

 

家に着く頃になると持ち手がびよびよに伸びたビニール袋が最高に愛おしいんだろうな。

 

 

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