CANDY

愛はどんな味でしょうか? Twitter:@to_darui

気持ちを忘れないための記憶レポ

 

 

スモックで包まれる会場、アナウンスで「始まり」が近づいていることを知らされる。暗転、人々の歓声、痛いくらい心臓が跳ねたその瞬間、光とともにステージに現れるその人。この時間と独特な高揚感がたまらなく好きだ。

ステージ上にたった1人、ギターを背負って歌うその姿を目の当たりにした瞬間路上時代の彼に想いを馳せた。その時代のことはよく知らないし見たこともないけれど、ギターと己の声だけで目の前にいる人に歌を届けようとしているその姿は苦しくなるくらい輝いて見えた。

 

 

「俺やっぱり路上出身だから、「一対何千」とか思えないんだわ。今もこんなに大きな会場でやらせてもらったりしてるけど、目の前に居る一人一人に向けて歌ってるつもりっていう気持ちは路上時代からずっと変わってなくて。それはこれからもずっと変わらない。

この会場にいる一人一人、「あなた」に向けて届けるつもりで歌っています。ここにいる人全員のそれぞれの事情とかは分かんないけど、せめてこの時間だけでもみんなが幸せになれたら、笑顔になれたら、いいと思う。」

 

そんな綺麗なこと言ってるけど実際そんなことないんじゃないですか?と思う人もいるだろうけど、この人は本当に心からそう思い、実行している。一度でも高橋優のライブに行ったことのある人なら共感してもらえると思うけれど「あなた」に届けようとしていることも届いていることも誰が見てもわかることが凄い。

「今…私でしたか?」と思う瞬間があったとしてそれは多分勘違いじゃなくて本当に「あなた」なんだと思う。綺麗事なんかじゃない、贔屓目でもない、誰一人として置いていかない、あの人は今までもこれからも本当にそう思って毎ステージ立っているんだろう。

 

▷‪freestylestroke‬

水泳競技の「自由形」という意味

「最近サブスクリプションが解禁されて昔の曲から最新曲まで全てを誰もがお手軽に聴けるようになった。

そして今年デビュー10周年というこのタイミングで、昔の曲を今演奏したらどんな風になるんだろう?新しい曲を自由に演奏したらどうなるんだろう?というツアーコンセプトのもとこういうタイトルを付けさせてもらった」ということだった。

昨年20周年を迎えたポルノグラフィティのアニバーサリーツアーで彼らも同じようなことを言っていた。売れた曲、有名な曲、アルバム曲からカップリング曲まで全てがネットの世界で横一列になって並ぶサブスクリプション解禁というものはどのアーティストにとっても大きな変化点になったんだと思った。

CDの売り上げが落ち込んできて代わりにネット配信が主流になりつつあったそんな音楽の世界が劇的に変わり始めていた中でデビューした高橋優というアーティストが、自分の立ち位置と自分の音楽を生み出し魅せ続けることの苦しさとか試行錯誤みたいなものも感じた。今の「音楽」の価値って一体どうなってるんだろうか、なんて。

 

 

そんな10周年ベストツアーと銘打っているライブのセットリストを確認してみるとまた面白い。「福笑い」「同じ空の下」「太陽と花」「ロードムービー」…所謂、王道曲の多くが存在していない。様々な音楽アプリのアーティスト別オススメランキング上位に居そうな曲を敢えて外してきている。

個人的には明日はきっとな歌も外したらもっと面白かったんじゃないかと思う所もあるけれど王道曲が必要な場面というものがある事も理解しているので。とにかく、王道曲に囚われること無く組まれた挑戦的とも言えるセットリストが物足りなかったのかと問われるとそれは食い気味に否定したい。物足りないなんて気持ちは微塵も湧いてこなかったし寧ろ溢れて止まらないくらい満たされた気持ちになった。王道曲に頼ることなく「高橋優」の10年間を、ベストを表現することが出来るだけの底力に震えた。まさに自由形だった。

 

 

「「燃え尽きた」ってよく聞くと思うけど、俺は燃え続けることが大事だと思う。でも、ここでせっかく火を燃やしても一歩外に出ると、水を差してくるようなことで溢れてると思う。明日職場や学校で水を差してくる人が居るかもしれない。俺も今まで何度も水をかけられて何度も火を消された。

でも何度消されても大丈夫、火は何度でも点けられるから。もし、明日からの日々の中で誰かに火を消されたら今日こうやって燃え上がったことを思い出して。たとえそれが小さな火でも僕とあなたの火を合わせれば大きく燃やせる、そうやって大きくした火をこれからもずっと延焼させていけたらと思います。」

 

こんなこと思わないし思えないから私は私なんだと思ったし、こう思えるから高橋優は高橋優なんだろうなと思う。こんなことを書いたら多方面から刺されそうだけれど、良く出来た人間とか凄い人とかそういうカテゴリーの中にはいなくて良い意味で「完璧じゃない人」だから好きなんだと思った。この人自分か?と思うポイントがいくつもあってそれが心に刺さって共感や同調になって希望や憧れに変わる。

自分と似ているからこそ嫌悪する時もあるけれど、自分と似ていて全然違うからこそ彼の背伸びも無理も遠慮もしていない等身大の言葉に惹かれたり勇気つけられたり涙したりするんじゃないだろうか。その不器用さや不完全さに自分を重ねてその強さに魅力を感じて惹かれているんだろうな。

 

「君ではダメだ」と言われてしまった時の高橋優も、「悔しくて眠れなかった」時の高橋優も、この瞬間を想像出来ていたのだろうか?彼の「今」という全てがその時想像していた光景よりも素敵で綺麗な瞬間になっていたらいいな。高橋優という人の全てが肯定されていく為の道の一つにでもなっていたら、いいな。

 

高橋優がこれからも音楽という大きな海で自由に泳ぎ続けられますように。そしてそれをずっと追い続けていけますように。

 

 

 

 

 

どんな壁にぶち当たってもまた立ち上がれるよ、

僕らの旅は始まったばかりなんだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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高橋優 LIVE TOUR 2019-2020 freestyle stroke ライブレポ

 

2月7日 大宮公演(大宮ソニックシティ)

 

前々日に扁桃炎が突然重症化し人生初の9度1分を叩き出した超虚弱体質のだるいさん、瀕死の状態から念と呼ぶべき奇跡の回復力でなんとか大宮公演へ参戦。座席は2階席前方「以外と近い」…そんな訳ないのにそう言って楽しんだ。

 

1.  駱駝

5周年の武道館公演のダブルアンコールの最後に歌った「 この曲は僕の原点みたいなもの 」と言っていた、あの駱駝の弾き語りから始まる10周年のベストツアーってなんですか?エモエモのエモすぎて鳥取砂丘の砂を食べそうになった。会場を見渡しながらパァァッと笑う顔が素敵だった。

 

高橋優「こどもみたいに笑えるかい?」

わたし「こどもみたいに泣いてます…」

 

 

2. TOKYO DREAME

ジャッジャッ!バッバッ!ガッガッ!ドッドッ!で始まり左手をバッ!右手をバッ!両手をバッ!という一連の所作が綺麗で格好良くてドキドキした。高橋優の滑舌の良さを生み出す舌を感じて、気持ちよくなる為の曲。

 

3. こどものうた

ウッ……となってそのまま暫く動けず…怒りとか憤りとか不幸せ、混沌とした時代に希望を見出さなくちゃいけない悲しみや苦しみや葛藤みたいなものをバシバシと視覚化されてバシバシぶん投げられてるような感覚。バンドメンバーが良い仕事をしすぎていて一人一人に高級焼き菓子を振る舞いたいと思った

 

4. 靴紐

5. 君の背景

スーパー誰もが心から高橋優世界中の誰よりも幸せであれと願うタイム

 

6. 気ままラブソング

高橋優のファルセットが心地よ過ぎて耳が両方取れました。「辛いことの中にちょっとある最高の為に僕らは歩く」ってまさにその歌詞をリアルに体感していた。

 

7. 未だ見ぬ星座

衝撃が凄すぎて記憶が夜空ノムコウ

 

8. がんばれ細野さん

チャンカワイという名前を忘れてしまいそうなくらいチャンカワイは「細野さん」だった。細野さんはチャンカワイだったのか…高橋優は本気であれしか私服を持ってないのか、眼鏡が付いたり取れたりしてるのが気になって仕方なかった。

 

9. なくしもの

わたしは記憶をなくした

 

10. CANDY

雑踏、そうつまり「ありふれた音」からスゥッ…と静かに、思い出を語るように始まった。目を背けたくなるくらい生々しくて痛くて作り物じゃない全部生きた本当の言葉がザクザク刺さってきて苦しくて辛くて沢山泣いてしまった。

 

11. BEAUTIFUL 

12. アスファルトのワニ

BEAUTIFUL→アスファルトのワニというめちゃくちゃ存在肯定してくれるタイム。アスファルトのワニは初めてフルサイズで聴いたんだけど、四角いとこで星型になって四角い人達から攻撃されてた頃のわたしに聴かせてあげたいと思った。あったかくて優しいお布団みたいな、ホットミルクみたいな曲だったなぁ

 

13. (Where's)THE SILENT MAJORITY? 

高橋優「まだ声出せますか大宮ァ゙ァ゙ア゙ア゙ア゙」

わたし「イェェーー

扁桃炎で喉が完全に死亡していたわたしの声なき声は響かず終いだったけれど会場のボルテージは最骨頂に。この曲の世間に大人にこの国に向かって中指立ててる感じが最高にロックでたまらなくて鳥肌が立った。

「悲しいこととか嫌なこととか全部ここで吐き出せ!」「全部まとめて俺が喰ってやる!」

この人はなんて強いんだろうか、この煽りで高揚感と共にやってくる寂しさみたいな感情は一体なんて言うんだろうと暫く考えたけど未だに上手く表現出来る言葉が探せずにいます。

 

14. 高野豆腐 〜どこか遠くへ〜

笑いすぎて生死の境を彷徨った

 

15. 明日はきっといい日になる

16. 象

象で前の席でずっと座って見ていたお兄さんが突然立ち上がり、少しビビるくらいのぶち上がり方をしていた。どうやら彼の沸点は象だったようだ。わかる、問答無用でぶち上がる。

 

17. 頭ん中そればっかり

映像が不気味過ぎて若干引くという異常事態発生。ギターを自身のソレに見立てて卑猥に腰を動かすアレ、ちょっとポルノ先輩見てやってくださいよ。

レスポンス「どこ見てんのよ!?」

高橋優「きみのッ…足の付け根ッを…」

レスポンス「どこ見てんのよ!?」

高橋優「きみのッ…うなじをッ…ぺろぺろ…」

胸を覆うヤツ剥ぎ取る仕草もジップ降ろす仕草もリアルすぎて動機が…もみもみしたいじゃなくて揉みしだきたいとか言っていましたね?ダメです。福山先輩、こっちです。

 

18. 虹

頭ん中そればっかり→虹ってどんな感情で見たらいいの?と感情迷子になりながらも結局ボーボー泣いた。もう熱闘甲子園のテーマソング一生虹でいいよ私が許す…

 

19. One Stroke

新曲

 

アンコール

20. 微笑みのリズム

数日前から私のスマホがやたらシャッフルで流してたんだけど正直あんまり刺さってなくて3回に2回は飛ばしてた。そうか「今ツアーでやるからお前5連符の手拍子練習しておけよ」っていう眼鏡からのお告げだったんだ。手拍子出来なかった。

 

21. 泣ぐ子はいねが

いつ見ても高橋優が回すタオルがピーッンとしていて笑う。「秋田美人は…おいで(鬼低音ボイス)で無事死亡、美人じゃないけど行ってもいいですか?ダメですねハイすいません。

 

22. プライド

反射的に相方ちゃんとくっついて泣いた。「まだやれるのにちくしょう!と叫ぶ君が主役の明日を さぁ、始めよう」で終わるライブ最高だった。

 

MC(抜粋&曖昧)

高橋優「とんでもなく寂れた動物園に行ってきたんだけど、その中でも僕はシカがどうも気になってしまって。哀愁がすごくて、その辺に生えてる草食ってたりしてて。そのシカお金出して引き取ろうかと思ったくらい。サポメンのみんなにお土産…と思ったらお土産売ってるお店自体無くて。仕方ないからその辺に落ちてた松ぼっくり拾ったんだけど馬鹿みたいな速さで走って帰ってきたから…松ぼっくり…ポッケの中で粉々になっちゃって…これ…」と言いながらパラパラァ…って松ぼっくりだったカスをピックケースに入れて最後に1欠片づつつまんで配ってた。

 

 

2月18日 東京公演(LINECUBESHIBUYA)

 

座席は一階中間ど真中、紛うことなきどセンター。目線の先に高橋優…同じ目線で世界を見たと言っても過言ではない、いやそれは過言。とにかく真正面で高橋優が歌い弾く姿を見られるだけでもう死んでもいいや…と思いつつ「顔で歌う」節もある彼の表情を一秒たりとも見逃すまいと目薬を溢れるくらい注入してから挑んだ。始まる前からびちゃびちゃだった。

 

 

1. 現実という名の怪物と戦う者たち

セトリを変えてきた…だと!?!?!?!しかも一曲目から…!?!?!セトリが変わったことと視界の良さの衝撃波が強すぎて開始30秒でわたしは光の粒となって完全に消し飛んだ

 

2. TOKYO DREAME

所作が綺麗でドキドキして滑舌が良くて耳が取れる。ああ、すぐ拾わないと…

なにかが憑依した高橋優「あるいはそこの貴方ァ゙ァ゙ア゙」わたし「はぁ結婚しよ」目が真っ黒になる瞬間が何度もあってビュッンゥンッって吸い込まれた。もう帰らなくていい。

 

3. こどものうた

4. 靴紐

5. 君の背景

真正面無理だこれ…心臓が苦しい…この瞬間を忘れちゃうの嫌だ……私は貴方の笑顔を見つける為の日々を歩いていたいよ…

 

6. 未だ見ぬ星座

大宮公演での未だ見ぬ星座の記憶が消し飛んでいたわたしは ジャラァン……「スゥッ………夢を…」「を」で涙を流した。星空を模した照明がそれはそれは綺麗で。その真ん中で歌う高橋優の力強いシャウトに思わず指の跡が付くくらい両手を強く握り込んでしまった。

高橋優「悔しくってぇえぇえぇぇ ヒーッ」 

わたし「ヒーッ(号泣)」 

高橋優「食いしばってぇえぇえぇ ヒーッ」

わたし「ヒーッ(号泣)」

諦めないでくれて、音符を探し続けてくれて、ここまで来てくれて、本当にありがとう。

 

8. がんばれ細野さん

眼鏡ない顔がただのイケで無理だった…

高橋優は本格的に俳優やろうぜ

 

9. なくしもの

大サビ前で1人歌い弾く高橋優の周りに居るサポメンたちが1人1つづつ音を重ねて言って最終的にみんなでひとつになって音を奏でてるその過程を見てたら1人路上で歌い弾いてた頃の高橋優を重ねてなんか泣けた。素敵な仲間たちと出会えてよかったね…(誰) この曲での和声さんの圧倒的天沢聖司感とそれを見る高橋優の圧倒的月島雫感、プライスレス。

 

10. CANDY

真正面でこの曲は…視覚も相俟ってその言葉がザクザク刺さってきて泣きながら自分を自分でギュッと抱きしめてなんとか耐えた。赤い照明が血の涙みたいだった。

 

11. BEAUTIFUL

「きみは美しい」という言葉の美しさたるや。なんだかよく分からないけどボーボー泣いた。映像も歌も声も空間も全部綺麗だった。綺麗な心のひとの綺麗な歌だ。君は美しいと歌う君が美しい…

 

12. アスファルトのワニ

高橋優「リリースはしてないんですけど新曲です」

わたし「なんでリリースしないんですか?」

大宮公演でも聴いたはずなのにすっかり忘れていて、「泣かなきゃいけないところで泣けなくても 笑うところで笑えなくてもいい」みたいな歌詞を見てビックリした。丁度、そんなようなことを考えていたから。「ワニ!」の歌い方が可愛いかったな…

 

13. (Where's)THE SILENT MAJORITY? 

高橋優「声出しませんか渋谷ァ゙ァ゙ア゙ア゙ア゙」「誰もあなたのこと指さして笑ったりする人なんかここにはいませんよ!」「全部吐き出してくれ!」ちゃんと煽られるしちゃんと声出すしちゃんと心から上がるんだけど何故だか苦しくなるこの煽り。「50基の核発電所~」「年に5000回揺れる列島〜」で手を5!ってやる高橋優の手のひらを真正面で見られたのでもう死んでもいいです。

 

14. 高野豆腐 ~どこか遠くへ~

「君からァァァ電話が来ィィたァ゙ア゙ア゙」で黒電話が窓ガラスを割って入って来ている事にやっと気付いて「君から電話が来た( 物理 )」というそのセンスがやたらとツボに入ってしまって笑い過ぎて噎せた。

 

15. 明日はきっといい日になる

捻くれているのでこの曲を聴くと落ち込むし悲しくなる。でも会場全体が薄オレンジっぽいふわふわに包まれてそれを見渡す高橋優の笑顔が素敵すぎるので許す、あぁでもやっぱり明日のことなんか考えたくないや

 

16. ルポルタージュ

デッデッデデッデデデッデッデデッデデデーデレデーデーレデデデデーデデーデデーレーレレレーレレッ ドゥンッ!!!もう言葉も理屈も要らない格好良さ、このサウンドを聴いてじっとしてられる人いますか?「1人と1人、瞳と瞳、」の時に人差し指をスッ…と前に差し出して真っ黒の目をガン開きしてるのも真正面で見られたので死にます。

 

17. 頭ん中そればっかり

高橋優「みなさん汗かいてますか?僕もかいてます!シャワーなんて浴びないで、シャンプーなんかしないで、そのままこっちへ来てくれませんか!?汚い部分もありのまま全部を見せ合いませんか!?」

わたし「シャンプーはちょっと…面白い…」

背中のホック外したりジップ降ろしたりボディラインをなぞったりおっぱいもみもみしたりする高橋優を真正面で見られたので死にます。

 

18. 虹

だから感情の玉突き事故を誘発させないで

 

19. One Stroke

高橋優という人間の中にある音楽とかそれを聴いてくれるファン、ライブとかそれに来てくれるファンとかそういうものの立ち位置が分かったような気がするけどこの曲についてはリリースされてからじっくり咀嚼しようと思う。

 

アンコール

20. 微笑みのリズム

五連符手拍子が出来たので満足です

微笑みのリズム取りながら微笑む高橋優の顔がめちゃくちゃ楽しそうで…こっちまで笑顔になった…

 

21. 泣ぐ子はいねが

C&Rの最初のほう何回か、東京で2日目ということで何も出て来なかったのか「ウガァァァア゙ア゙」「ダァァアア゙ア゙ア゙」「オラァァ゙ア゙ダァァ゙ア゙ア゙ア゙ア゙」みたいだったんだけどその意味不明さと必死さが面白過ぎて膝から崩れ落ちた。「秋田美人は…おいで」低音ウィスパーボイスバージョンが良すぎて思わず目の前にある椅子の背もたれを引きちぎって食べた。すぐ吐いた。

 

22. プライド

大宮公演以外の公演では私が高橋優の曲を考察し始めるきっかけとなった好きな曲「明日への星」だったという情報を事前に得ていた為、今日は聴けるぞと思っていたらまさかの追いプライド。ええ、追い泣きしましたとも。「明日からまた頑張ろう!」なんてそんな大層なこと言えないし思えるほど強くないけど、苦しくなったら今日という日を思い出そうと思える日を過ごせてよかった。現実に戻る前の小さくて弱い自分の背中を大きな手で優しくドンッと押してもらったような感覚になった。

 

MC(抜粋&曖昧)

「昨日の公演で「チンアナゴ」って言ったらなんかみんなに凄い引っかかったらしくてそれが何故なのか分からなくて朝の5時まで眠れず、ずっとやってきたルーティンであるライブ前に10キロ前後走るっていうことが出来なかったんです!僕はチンアナゴって言ってるだけなのに!いつもゴールテープ持って待っててくれるんですよ、スタッフさんたちが。それを今日は普通に車から降りて普通にスッと切って…俺もさぁ、俺のチンアナゴとか意味分からないこと言ってたからいけないんだよね…今日はチンアナゴって言わないんだから!ハッシュタグ高橋優で今日のライブの感想呟くひとはチンアナゴ禁止ね!?俺エゴサするからね!?やめてね!?チンアナゴが……チンアナゴの………チンアナゴ…チン…………チ…」

 

チンアナゴのチンは犬の「狆」が由来だそうですよ、高橋さん。

 

 

 

 

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二年越しの細すぎても伝わるhoney

 

 

こんにちは、画面の向こうの貴方はこの世の中をいかがお過ごしでしょうか。わたしは何となく元気がありませんがこれを書いてる間はとても楽しかったです。ということで、今回は超個人的解釈のクセの強い高橋優ファンによる高橋優ファンの為だけの映画「honey」の感想ブログです。地雷や解釈違いはごめんなさい!戦いましょう!!!

 

 

 

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はじめに「宗ちゃん」とは少女漫画原作実写映画「honey」に登場する主人公小暮奈緒の叔父さん、小暮宗介(通称宗ちゃんor宗ちゃんさん)のことです。 喫茶店店主でビジュアルはいつも襟シャツを着て居て三次元では銀縁眼鏡の高橋優。小さい頃に交通事故で両親を亡くした奈緒ちゃんの親代わりであり憧れの人。憧れの人」ここテストに出ます。※以下、叔父さん

 

① 少女漫画みたいな登場シーン

いやこれ少女漫画だったわ。

足元からのパン、からの一千満点の笑顔(キラキラ~ふわふわ~効果付き)登場して三秒で優勝ですおめでとうございます。この世界線に高橋優が存在しない代わりに顔が高橋優の叔父さんはイケメン喫茶店主として巷で有名な上、女子にモテます。そしてワイシャツにギャルソンエプロン実装です。どこに行けば会えますか?女の子たちに言い寄られてる叔父さんを見る奈緒ちゃんの目は完全に高橋ファンのそれ。

 

②アナタそんなこと出来たのか

奈緒ちゃんがソファに座ってアルバムを見ているとナチュラルに傍に座ってくる叔父さん。くっついてる、というかもはや重なってる。心臓バクバクの奈緒ちゃんからの「宗ちゃんは前の仕事に未練ないの?」という質問に対しての答えが「のんびりしたかったから辞められて良かったよ」なんですけど目が暗黒過ぎて全然良くなさそうだし、本当にこれでOKだったのか不安になります。そしてこのシーンのすぐ後、ニカァッ!と笑って奈緒ちゃんの頭をポンポンッ…して去っていくんですけどここのポイントは頭の側面をポンポンッしてるという点です…てっぺんじゃないの……去って行く叔父さんを見送る奈緒ちゃんの顔はただの高橋ファンのそれ。高橋優がこのシーンの時めちゃくちゃドキドキしてたって話聞いて以来好きという感情以外なくなりました。

 

③若叔父さんとチビ奈緒ちゃん

奈緒ちゃんが林間学校にて脅威の迷子力を発揮し、トンネル内で両親が居なくなった日がフラッシュバックして過呼吸気味になってしまうシーン。もうダメだ!となった時に呼ぶのが「鬼瀬くん!」じゃなくて「宗ちゃん!」なの最高だし、助けに来てくれた鬼瀬くん(鬼イケメン)に宗ちゃんについて説明する時に出てくる若叔父さんがゴリイケメン、イケメン過ぎてゴリラになっちゃうわね(ドンドコドンドン) 「すぐ帰ってくるから」と出掛けた両親がいつまで待っても帰ってこない、だんだん暗くなる部屋、心細くて怖くて心が潰れそうになったその瞬間ドアが開くと同時にチビ奈緒ちゃんを抱き寄せるのが肩で息してる若叔父さん。スーツにネクタイの黒縁メガネ、もうほぼただの高橋優。ギュッと小さなチビ奈緒ちゃんを抱き締めながら「俺が奈緒の父さんと母さんになってやるから」「ずっと守ってやる」「いっつもおかえりって言ってやる」「大丈夫、大丈夫」と繰り返す叔父さん。ああ、私一人になっちゃったんだ、と察して涙が溢れて止まらなくなってしまうチビ奈緒ちゃんの泣き演技が素晴らしい。位置関係は不明だけど叔父さんも仕事中にお姉さんと義理兄さんが亡くなったって訃報を聞いてパニクッたろうに「あの家に一人で奈緒が待ってる!行かなくちゃ!」って急いで駆けつけてくれたんだと思ったら、泣くよ、わたしが。

 

④猫背の叔父さんとゴリラ

カフェ店を営んで居た奈緒ちゃんの両親に代わってカフェを継ぐため、恐らく経験ゼロの料理を猛勉強&猛練習する叔父さん。チビ奈緒ちゃんが心配そうに見守るその背中がドえらい猫背で…慣れない手つきでせっせとレシピを見ながら何かを作るその猫背が愛おしくて…ゴリラはフライパンを丸めてしまいそうになります…

 

⑤怒鳴る叔父さん、輪切りレモンを添えて

なんやかんやで奈緒ちゃんは宗ちゃんに対する思いが好意では無いということに気付き鬼瀬くんフォーリンラブになります。そんな中、奈緒ちゃんとラブラブ過ぎて幸せボケ倒した鬼瀬くん(鬼イケメン)が「ちゃんと、宗ちゃんさんに挨拶したい」とお店にやって来ます。そもそも鬼瀬くんの目を全く見ない叔父さん、白々しく奈緒ちゃんに「奈緒、アレ買ってきて」と鬼瀬くんと自分を二人きりにさせる為のこの台詞の冷たい感じ、私が鬼瀬くんだったら既に泣いてる。鬼瀬くんが一生懸命思いの丈を話してるのに絶対今要らないであろうレモンを切りながら適当な相槌を打つ叔父さん、まだ全然切れる所あるのに諦めたように包丁を置いてタッパーにダバァする叔父さん、「俺は奈緒の前から絶対居なくならないって決めたの。それ…鬼瀬くんに出来る?」この「居なくならない」が若干秋田出てるんですけど、それより静かにメラメラと怒りの感情が燃え上がってきてるのが伝わって来てハラハラ…してたら鬼瀬くんが放った「出来ます!死んでも守ります!」が、叔父さんの怒りの炎が大爆発を引き起こします。

 

「死んだら守れねぇだろうがァ゙ア゙!!!!!!!」


それまでポツリポツリと呟いていたのにいきなり声量大MAXになって危うく喫茶店が内側から爆発するかと思った。鬼瀬くんの服が声の圧でビリビリに破けるかと思った、大丈夫だった。とにかく人類史上稀に見るデカい声で一喝されてしまった鬼瀬くんは鬼のようにしょんぼりして帰宅、その後猛省します。この一連のシーンがたまりません、ずっとずっと感情を抑えてた叔父さんの感情がガッと揺れ動くシーン。ここの叔父さんが、ちゃんと怖くて「死」と「奈緒ちゃん」に対する強い思いがよく見える。鬼瀬くん、元気出せ。

 

⑥すれ違う奈緒ちゃんと叔父さん

鬼イケメンで優しくて料理が出来て大好きな鬼瀬くんのことを拒絶した宗ちゃんの真意が分からず宗ちゃんに冷たく接してしまう奈緒ちゃん、とその奈緒ちゃんを見る叔父さんの目。この目がとんでもなく切ない…え…?捨てられた子犬なの…?奈緒ちゃん…叔父さんがどれだけ君のことを一番に考えてるか分かっておくれよ…(後にわかるよ)

 

⑦チリソースを構える横浜流星と高橋優

今やすっかり有名スターの仲間入りを果たした横浜流星くんと共に鬼瀬くんをボコボコにして奈緒ちゃんまでも手に掛けようとした不良をチリソースで撃退する叔父さんがこの映画の中で一番イケてた。「宗介さん!!!」って知らない少年(横浜流星の顔)が突然入店して来て早口で説明されてとにかく「わかった!!!奈緒が危ねぇんだな!!!」って咄嗟にチリソース持って、横浜流星にも渡して、走り出したのかと思うと。尊い、あぁ尊い

 

奈緒からの卒業、宗ちゃんからの卒業

なんとか不良達から逃げ切った奈緒ちゃん鬼瀬くん叔父さんの三人、海沿いを歩いていたら何かを決心したかのような顔の奈緒ちゃんに「鬼瀬くんと一緒に生きてく」「もう宗ちゃんに守って貰わなくても、わたしは大丈夫だよ」と言われる叔父さん。それに対しての返事がグッ……と溜めてからの「ずっと…奈緒が独り立ちするのを望んでた筈なのに…なんでこんなに寂しいんだろうなぁ」ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙お゙おおお゙お゙お゙叔父さんん゙ん゙ん゙ん゙んんん゙大号泣スマッシュブラザーズです、もう無理、涙のダム決壊不可避。この時の「顔は笑ってるのに心で泣いてる」演技がヤバすぎ。この人は俳優で歌も歌う人なの?というレベル。贔屓目?上等です…むしろ好きな人を見る時に贔屓目以外の目で見ることありますか?…叔父さんが好きすぎてこの奈緒ちゃんに同意出来ないよ…叔父さんきっとこの夜一人で泣いてる

 

⑨叔父さんが思いっきり幸せになれ!

叔父さん的クライマックス。自転車に乗って学校に行く奈緒ちゃんを家の前で見送る叔父さん「行ってらっしゃい!」→ 1分も経たないくらいで推定1キロくらいの距離を走って自転車に追いつく元陸上部の叔父さん → 「待って待って、ふぅ」一息で呼吸を整えてくるべらぼうに歌手の叔父さん → 「自転車押させて」ここからの台詞全部が全部、え?高橋優の歌詞ですか?というレベルで良いシーン。もうここから涙止まらん。「奈緒が幸せならそれでいい」の後にちょっと笑うところ…「奈緒が幸せなら俺も嬉しい」はあ…「何処へでも好きなところ行って」うう…「それで、思いっきり幸せになれ!」でパッ…と自転車を手離す叔父さん…その先で鬼瀬くんと合流して二人で前に進んで行く奈緒ちゃんを見送る叔父さん、いろんな意味で吹っ切れたような清々しい表情…の後に少しだけ寂しそうな顔をして…全人類が「あぁ、この映画の主人公は叔父さんだったんだ」と気付く瞬間。この自転車のシーンね、映画にしかないんですよ。

 

⑩オムライスを食べる度に思い出す前歯

回想シーンでチビ奈緒ちゃんにオムライスを食べてもらう若叔父さん、「どう?」と心配そうに見つめていると天使のようなチビ奈緒ちゃんが天使のような笑顔で「おいひい」と言います。「よかったァ……」と安堵したようにフッと笑う前歯…いや、本当にこのシーンは前歯でしかない。そして叔父さんの「俺が、奈緒の父さんと母さんになってやる」ああああああああ゙あ゙あ゙あ゙あ゙叔父さんん゙ん゙世界中の誰よりも幸せになってえええええ゙ええ゙え゙え゙え゙え゙え゙


…すいません、大変取り乱しました。とにかく我々は原作より遥かに人間味溢れている実写の叔父さんに感情移入せざるを得ないのです。男手ひとつで、女の子を育てて、やりたくてやってた仕事を辞めて、彼女とも別れて、料理猛練習して、お店やって、高校生になった瞬間イケメン彼氏連れてこられて、俺がずっと守ってきたのにぽっと出の赤髪に「俺が一生守るっス」とか言われて、彼氏怒ったら拒絶されて、チリソースで助けたの俺なのにもう大丈夫彼氏と一緒に生きていけるよと言われ、二人で前に歩き出す姿を見届けて、自分も自分の止まってた時間を取り戻そうと動き出す顔が高橋優の…叔父さんに幸あれ……どうもありがとうございました。

 

 

 

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「音楽は鳴り続けるよ」

 


誰も悪くないし誰も間違ってない。だからこそこのモヤモヤした気持ちをどうしたらいいのか分からない。

 


高橋優の10周年ツアー3公演が中止の決定というお知らせを見た。昨日からずっと怖かった、その先も今はどうなるか分からない。ライブを楽しみに糧にして毎日いろんなことを頑張ってた人たちの気持ちを思うと…やりたくても出来ない本人の気持ちを思うと本当に苦しくてやりきれない…

 

2019年の9月にポルノグラフィティの故郷、広島で2日間行われるはずだった2日目の公演が豪雨によって当日中止になった。会場に着いた瞬間、中止のそれを聞いた時、本人たちの「申し訳ない」という言葉を聞いた時、ものすごい涙が出た。半年前からずっと楽しみにしていたライブが突然なくなってしまったこと、豪雨災害の被害に遭われた方々への復興支援も兼ねていたライブが豪雨で中止になってしまったこと、誰も悪くないのに本人たちが謝っていたこと、出来ないのにやれない、誰も悪くない、でも、ずっと楽しみにしてたのに。という自分勝手な考えがその涙の中に大きくあったというのが本音。あの雨の中で湧いてきた気持ちは一生忘れないと思う。


ライブを行って、万が一何か起きて、好きなアーティストが世間から責められるのが一番悲しいということも、正しい判断だったということも、演者やお客さんの安全が第一だと言うことも、誰も悪くないということも全部全部わかってるけど、でも……という気持ちがあった。正直言うと今でもどこか綺麗な思い出にしきれてない。あれから随分時間が経って、しまなみのライブビューイングもあってツアーもあって東京ドームで20周年も心の底からお祝いした。でもしまなみを思い出すとやっぱり後悔に近い何かがもやもやと湧いてくる。

 
一日目の帰り道に「明日もあるから」と言っていた自分に一番後悔してる。明日が必ずあるとは限らないと思い知らされた。次があるかなんてわからない、いつ何が起きてどうなるかなんてわからない。この世の中には自分の力じゃどうしようも無いことの方が多い。

  

高橋優の今後も今度も無い一度しか無い10周年のツアーが完走ではなくなってしまったことが悲しい。あんなに全力で言葉を伝えてくる人が、ファンに向けて感謝を伝えてる人が、心を痛めていないかと、思うと、悲しい。

 
何が正しくて間違ってるかは分からないけど、彼らが最善の決断をしてくれたように自分達も最前を尽くさなければ。予防して、免疫力高めて、元気でいれば、またライブで会えるんだと思って。今の気持ちや後悔や冷たいモヤモヤはしばらく消えないかもしれないけどそれは決して間違った感情では無いし、それを薄めてくれるような素敵な思い出がどんどん生まれてどんどん上乗せされていくはず。今はたくさん落ち込んで、もやもやして、時間はかかるかもしれないけれどいつか消えるはず。だって音楽は鳴り続けるんだから。

 

 

 

 

 

 

辛いことの中にちょっとある最高の日

 

 

 

 

始まりましたね、

いや、始まって結構経ちましたね

 

  

わたしは5箇所くらいにエントリーして

東京公演と大宮公演に当選したわけですけども、


好きだから出来る限り会いに行きたいし

大好きだから、それが出来ないと悲しいし

……ちょっと寂しくて……ちょっと悔しい………

いろんな複雑な感情が合わさって

結局は単純に「楽しみ」になるのです

 

 

 

「ライブ」とは「「生きてる」ってこと」って

誰かに言われてずっと覚えてるんですけど

目の前にあるステージに立つその人の

「 生 」を感じるのはもちろん、

「生」の楽器の音とか声とか客席とか

ステージの熱とかギターの弦と指先が

擦れる音とか、気持ちとか。

 

家でこそこそヘッドフォンで聴いてるだけじゃ

絶対感じられないような事が沢山感じられて、

その場にいる自分が「生きてる」っていうことも

ビシバシ感じられる、

それがライブであり音楽であるんじゃないかなと

 

 

 

普段の生活の中で「生きてるなぁ、自分」

ってなかなか思わないって言うか、

そもそも思えるタイミング無くないですか?

 


生きることに対するベクトルが低い自分に

とってそういう瞬間って結構大事で、

その為に生きてるって思える、

確かに今を生きてるって思える音楽に

出会えただけでもかなり幸せだなぁと思うのです

 

好きなひとが紡ぐ言葉と生み出す音楽を

溺れるくらい、苦しくなるくらい、

身体と心いっぱいになるまで感じたい。

 

 

 

だからぼくはあの人に会いに行きます

 

 

 

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もしも高橋優が秋田に生まれてなかったら

 

 

 

 

 

 

もしも高橋優が秋田に生まれてなかったら

 

 

もしも高橋優が秋田に生まれてなかったら。大都会東京に生まれていたら、恐らく「リアルタイムシンガーソングライター高橋優」は生まれていなかったと思う。もしも東京に生まれてたとしたら高橋優は世間を憂いたり自分を卑下したりひねくれたり闇を持ったり光を持ったり故郷を愛したりしない、ごくごく普通の眼鏡のサラリーマンか通訳さんか…とにかく普通の仕事をして普通に家庭を持ち普通に人生を歩む何の変哲もないただの「普通の高橋さん」になっていたんじゃないだろうか。

 

 

彼の全てが秋田の山奥で培われたとは到底思えないし思わないけれど少なからずその人間を構築するにあたって生まれ育った環境はそれなりに影響があると思う。田舎というのは良い意味でも悪い意味でも「閉鎖された空間」だから悪い事も良い事もすぐ広まるしすぐ蔓延する。ましてやそんな田舎の「学校」なんて所は更に範囲が狭まって閉鎖されるから尚更。人によっては、生きやすい温室にも息苦しくて生きにくい場所にもなる。逆に「夢」や「希望」の類はとてもクリアに見えるのかもしれない。

 


生まれた街で感じた苦しさや窮屈さが今の彼の一部になっているんだとしたら、反骨精神みたいなものが東京から遠く離れた秋田だったからこそ培われたのだとしたら、東京への憧れは遠くに居ないと生まれない特別な感情だろうし、あの独特な空気感や雰囲気の端に感じる親しみやすさも秋田という土地ならではなのではないだろうか。

 


出身の村が合併して今はもう無いとか家の裏にある山で夜な夜な歌の練習してたとか電柱より生えてる木の方が多いとか日本全国どこでも体験できます!みたいなことをしていない彼だからこそ、人口が減り続けて高齢化が止まらない若者が流れていく地元を音楽でなんとかしたい!とか、自分の音楽で何か出来ることは…と思えるんじゃないだろうか。良い意味で窮屈で不便だったからこそ、後にその土地に対して愛が生まれたんじゃないだろうか。

 

 

 

 


もしも高橋優が秋田に生まれてなかったら「高橋優」という人間も思想も音楽も存在しなかったでしょう。そんな自分の世界を考えてみて。

 

 

 

どうしようもない憤りを感じたとき

死にたくなるくらい悲しかったとき

嬉しくて楽しくて幸せを沢山感じたとき

挫けてしまったとき

倒れてしまったとき

何も見えなくなってしまったとき

 


そこには彼の音楽も言葉も無い。

 


そこは人間だから、それが無いなら無いで別の「何か」が「高橋優」になり得たポジションに収まって何ら不自由なく生きていくんだろうけれど高橋優という存在を知った上でこんな「もしも」を考えると怖さにも近い寂しさが湧いてくる。

 


月並みなことを言うけれど、色々考え出すと結局全てが「奇跡」なんだろうなという結論に至る。

 

高橋家に少し遅れて末っ子長男として高橋優が生まれたことも、そこが秋田県だったことも、音楽が好きになったことも、祖母が亡くなった悲しみの中で偶然出演したイベントに現事務所のマネージャーが見に来ていたことも、そのマネージャーが当時の高橋優に何かを感じたことも、全部奇跡だ。

 
逆に聞く側にも何度か奇跡が起きないと高橋優の音楽には出会えてないはず。リスナーの数だけ奇跡が起きてると思うと…なんて言うとなんだか某歌手の歌詞みたいになってくるけれど本当にそう思う。あなたは一体どんな奇跡を起こしましたんですか?

 

 

長々と好き勝手に書いてきたけれど、結局のところ「秋田に生まれてきてくれてありがとう」という気持ちなんだ。「お前一体誰ポジションなんだよ」って言う自分の声も聞こえるけれど、高橋優という人間と同じ時代生まれ生きているこの瞬間が奇跡なんだきっと。彼の音楽で心を動かしているこの瞬間が奇跡。あぁ、なんてチープな表現なんでしょう。

 

でもね、割と本気でそう思ってるんだ。

 

 

 

もしも高橋優が秋田に生まれてなかったら、

   きっと高橋優は存在していなかっただろう。

 

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今日もどこかで誰かが鳴らされてる

 

 

ラクション / 高橋優

 

クラクション

クラクション

  • 高橋優
  • ロック
  • ¥255

 

 

 

わたくし、この曲かなり好きです。

 


高橋優ってどちらかと言うと

″抽象的″ より ″直接的″ な表現を

得意とするソングライター!みたいな、

そういうイメージあるかもしれないけど

この曲に出てくる言葉たちは割かし

抽象的というか意味を曖昧にしてるというか

聞く側に大きな余韻が生まれるというか、

 


そんな曲です

 


オシャレ!!!

メロディも良い意味でらしくなくて好き。

 


日常をこんなふうに表現出来るってことは

そういう風に感じながら生きてるってことで

それって結構疲れそうだけど

その豊かすぎる感受性と深入りしまくる

感情移入が彼の売りの大事なひとつだと

思っているので……どんどんお願いしたい。

 


わたしも子供の頃から道端で踏まれて

死んでる虫とかに感情移入して死ぬ瞬間を

想像して泣いたりしてた変な子だったので

分かりますけど、感情移入し易いひとって

それが良い時と悪い時があるんですよね

 


多分、高橋優は道に捨てられた空き缶にも

感情移入出来て空き缶から見る空も鮮明に

見えるタイプだと思うんです、知らないけど


私みたいな感受性豊かで感情移入しやすい

一般ピーポーはただ生きにくいだけですけど

何かを表現する人にとっては

これ以上無い才能なんじゃないでしょうか

 

 

何をかけてごはん食べてたんだろう?

いくら?じゃこ?しらす?とんぶり?

たまごかけごはんは偶に猛烈に食べたくなるね

 

 

「その数字と悲しみが比例する訳じゃない」


一人亡くなったって百人亡くなったって

残された人の悲しみは変わらない


「一人で済んで良かったね」

なんて思わないし言えないし、

命は数字なんかでは表せられない

 

 

善と悪だけじゃない

 

間違ってる、そう思うしそうとしか思わない

間違ってることは間違いないのに

その正解は分からないしどうしようも

出来なくてただテレビが気紛れに流す

その様子を見ては心を痛めて無力を

感じる、ああなんて自分本意な気持ちなんだ


なんだかんだ言っても自分のこと以外は

知らん顔してた方が楽だし?

人の幸せなんか、人の不幸なんか、

知らねぇやって言ってるようにも聞こえる

 

柔らかい音符と雰囲気だけど

言ってることは結構ヘビー、

って高橋優の得意技ですよね好きです

 


一体どんなごはんを食べてどんな環境で育ったら

こんな素敵な言葉達を生み出せるんだろう

 

一度ポカッと開けて頭の中を覗いてみたい

 

 

 

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