CANDY

愛はどんな味でしょうか? Twitter:@to_darui

二年越しの細すぎても伝わるhoney

 

 

こんにちは、画面の向こうの貴方はこの世の中をいかがお過ごしでしょうか。わたしは何となく元気がありませんがこれを書いてる間はとても楽しかったです。ということで、今回は超個人的解釈のクセの強い高橋優ファンによる高橋優ファンの為だけの映画「honey」の感想ブログです。地雷や解釈違いはごめんなさい!戦いましょう!!!

 

 

 

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はじめに「宗ちゃん」とは少女漫画原作実写映画「honey」に登場する主人公小暮奈緒の叔父さん、小暮宗介(通称宗ちゃんor宗ちゃんさん)のことです。 喫茶店店主でビジュアルはいつも襟シャツを着て居て三次元では銀縁眼鏡の高橋優。小さい頃に交通事故で両親を亡くした奈緒ちゃんの親代わりであり憧れの人。憧れの人」ここテストに出ます。※以下、叔父さん

 

① 少女漫画みたいな登場シーン

いやこれ少女漫画だったわ。

足元からのパン、からの一千満点の笑顔(キラキラ~ふわふわ~効果付き)登場して三秒で優勝ですおめでとうございます。この世界線に高橋優が存在しない代わりに顔が高橋優の叔父さんはイケメン喫茶店主として巷で有名な上、女子にモテます。そしてワイシャツにギャルソンエプロン実装です。どこに行けば会えますか?女の子たちに言い寄られてる叔父さんを見る奈緒ちゃんの目は完全に高橋ファンのそれ。

 

②アナタそんなこと出来たのか

奈緒ちゃんがソファに座ってアルバムを見ているとナチュラルに傍に座ってくる叔父さん。くっついてる、というかもはや重なってる。心臓バクバクの奈緒ちゃんからの「宗ちゃんは前の仕事に未練ないの?」という質問に対しての答えが「のんびりしたかったから辞められて良かったよ」なんですけど目が暗黒過ぎて全然良くなさそうだし、本当にこれでOKだったのか不安になります。そしてこのシーンのすぐ後、ニカァッ!と笑って奈緒ちゃんの頭をポンポンッ…して去っていくんですけどここのポイントは頭の側面をポンポンッしてるという点です…てっぺんじゃないの……去って行く叔父さんを見送る奈緒ちゃんの顔はただの高橋ファンのそれ。高橋優がこのシーンの時めちゃくちゃドキドキしてたって話聞いて以来好きという感情以外なくなりました。

 

③若叔父さんとチビ奈緒ちゃん

奈緒ちゃんが林間学校にて脅威の迷子力を発揮し、トンネル内で両親が居なくなった日がフラッシュバックして過呼吸気味になってしまうシーン。もうダメだ!となった時に呼ぶのが「鬼瀬くん!」じゃなくて「宗ちゃん!」なの最高だし、助けに来てくれた鬼瀬くん(鬼イケメン)に宗ちゃんについて説明する時に出てくる若叔父さんがゴリイケメン、イケメン過ぎてゴリラになっちゃうわね(ドンドコドンドン) 「すぐ帰ってくるから」と出掛けた両親がいつまで待っても帰ってこない、だんだん暗くなる部屋、心細くて怖くて心が潰れそうになったその瞬間ドアが開くと同時にチビ奈緒ちゃんを抱き寄せるのが肩で息してる若叔父さん。スーツにネクタイの黒縁メガネ、もうほぼただの高橋優。ギュッと小さなチビ奈緒ちゃんを抱き締めながら「俺が奈緒の父さんと母さんになってやるから」「ずっと守ってやる」「いっつもおかえりって言ってやる」「大丈夫、大丈夫」と繰り返す叔父さん。ああ、私一人になっちゃったんだ、と察して涙が溢れて止まらなくなってしまうチビ奈緒ちゃんの泣き演技が素晴らしい。位置関係は不明だけど叔父さんも仕事中にお姉さんと義理兄さんが亡くなったって訃報を聞いてパニクッたろうに「あの家に一人で奈緒が待ってる!行かなくちゃ!」って急いで駆けつけてくれたんだと思ったら、泣くよ、わたしが。

 

④猫背の叔父さんとゴリラ

カフェ店を営んで居た奈緒ちゃんの両親に代わってカフェを継ぐため、恐らく経験ゼロの料理を猛勉強&猛練習する叔父さん。チビ奈緒ちゃんが心配そうに見守るその背中がドえらい猫背で…慣れない手つきでせっせとレシピを見ながら何かを作るその猫背が愛おしくて…ゴリラはフライパンを丸めてしまいそうになります…

 

⑤怒鳴る叔父さん、輪切りレモンを添えて

なんやかんやで奈緒ちゃんは宗ちゃんに対する思いが好意では無いということに気付き鬼瀬くんフォーリンラブになります。そんな中、奈緒ちゃんとラブラブ過ぎて幸せボケ倒した鬼瀬くん(鬼イケメン)が「ちゃんと、宗ちゃんさんに挨拶したい」とお店にやって来ます。そもそも鬼瀬くんの目を全く見ない叔父さん、白々しく奈緒ちゃんに「奈緒、アレ買ってきて」と鬼瀬くんと自分を二人きりにさせる為のこの台詞の冷たい感じ、私が鬼瀬くんだったら既に泣いてる。鬼瀬くんが一生懸命思いの丈を話してるのに絶対今要らないであろうレモンを切りながら適当な相槌を打つ叔父さん、まだ全然切れる所あるのに諦めたように包丁を置いてタッパーにダバァする叔父さん、「俺は奈緒の前から絶対居なくならないって決めたの。それ…鬼瀬くんに出来る?」この「居なくならない」が若干秋田出てるんですけど、それより静かにメラメラと怒りの感情が燃え上がってきてるのが伝わって来てハラハラ…してたら鬼瀬くんが放った「出来ます!死んでも守ります!」が、叔父さんの怒りの炎が大爆発を引き起こします。

 

「死んだら守れねぇだろうがァ゙ア゙!!!!!!!」


それまでポツリポツリと呟いていたのにいきなり声量大MAXになって危うく喫茶店が内側から爆発するかと思った。鬼瀬くんの服が声の圧でビリビリに破けるかと思った、大丈夫だった。とにかく人類史上稀に見るデカい声で一喝されてしまった鬼瀬くんは鬼のようにしょんぼりして帰宅、その後猛省します。この一連のシーンがたまりません、ずっとずっと感情を抑えてた叔父さんの感情がガッと揺れ動くシーン。ここの叔父さんが、ちゃんと怖くて「死」と「奈緒ちゃん」に対する強い思いがよく見える。鬼瀬くん、元気出せ。

 

⑥すれ違う奈緒ちゃんと叔父さん

鬼イケメンで優しくて料理が出来て大好きな鬼瀬くんのことを拒絶した宗ちゃんの真意が分からず宗ちゃんに冷たく接してしまう奈緒ちゃん、とその奈緒ちゃんを見る叔父さんの目。この目がとんでもなく切ない…え…?捨てられた子犬なの…?奈緒ちゃん…叔父さんがどれだけ君のことを一番に考えてるか分かっておくれよ…(後にわかるよ)

 

⑦チリソースを構える横浜流星と高橋優

今やすっかり有名スターの仲間入りを果たした横浜流星くんと共に鬼瀬くんをボコボコにして奈緒ちゃんまでも手に掛けようとした不良をチリソースで撃退する叔父さんがこの映画の中で一番イケてた。「宗介さん!!!」って知らない少年(横浜流星の顔)が突然入店して来て早口で説明されてとにかく「わかった!!!奈緒が危ねぇんだな!!!」って咄嗟にチリソース持って、横浜流星にも渡して、走り出したのかと思うと。尊い、あぁ尊い

 

奈緒からの卒業、宗ちゃんからの卒業

なんとか不良達から逃げ切った奈緒ちゃん鬼瀬くん叔父さんの三人、海沿いを歩いていたら何かを決心したかのような顔の奈緒ちゃんに「鬼瀬くんと一緒に生きてく」「もう宗ちゃんに守って貰わなくても、わたしは大丈夫だよ」と言われる叔父さん。それに対しての返事がグッ……と溜めてからの「ずっと…奈緒が独り立ちするのを望んでた筈なのに…なんでこんなに寂しいんだろうなぁ」ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙お゙おおお゙お゙お゙叔父さんん゙ん゙ん゙ん゙んんん゙大号泣スマッシュブラザーズです、もう無理、涙のダム決壊不可避。この時の「顔は笑ってるのに心で泣いてる」演技がヤバすぎ。この人は俳優で歌も歌う人なの?というレベル。贔屓目?上等です…むしろ好きな人を見る時に贔屓目以外の目で見ることありますか?…叔父さんが好きすぎてこの奈緒ちゃんに同意出来ないよ…叔父さんきっとこの夜一人で泣いてる

 

⑨叔父さんが思いっきり幸せになれ!

叔父さん的クライマックス。自転車に乗って学校に行く奈緒ちゃんを家の前で見送る叔父さん「行ってらっしゃい!」→ 1分も経たないくらいで推定1キロくらいの距離を走って自転車に追いつく元陸上部の叔父さん → 「待って待って、ふぅ」一息で呼吸を整えてくるべらぼうに歌手の叔父さん → 「自転車押させて」ここからの台詞全部が全部、え?高橋優の歌詞ですか?というレベルで良いシーン。もうここから涙止まらん。「奈緒が幸せならそれでいい」の後にちょっと笑うところ…「奈緒が幸せなら俺も嬉しい」はあ…「何処へでも好きなところ行って」うう…「それで、思いっきり幸せになれ!」でパッ…と自転車を手離す叔父さん…その先で鬼瀬くんと合流して二人で前に進んで行く奈緒ちゃんを見送る叔父さん、いろんな意味で吹っ切れたような清々しい表情…の後に少しだけ寂しそうな顔をして…全人類が「あぁ、この映画の主人公は叔父さんだったんだ」と気付く瞬間。この自転車のシーンね、映画にしかないんですよ。

 

⑩オムライスを食べる度に思い出す前歯

回想シーンでチビ奈緒ちゃんにオムライスを食べてもらう若叔父さん、「どう?」と心配そうに見つめていると天使のようなチビ奈緒ちゃんが天使のような笑顔で「おいひい」と言います。「よかったァ……」と安堵したようにフッと笑う前歯…いや、本当にこのシーンは前歯でしかない。そして叔父さんの「俺が、奈緒の父さんと母さんになってやる」ああああああああ゙あ゙あ゙あ゙あ゙叔父さんん゙ん゙世界中の誰よりも幸せになってえええええ゙ええ゙え゙え゙え゙え゙え゙


…すいません、大変取り乱しました。とにかく我々は原作より遥かに人間味溢れている実写の叔父さんに感情移入せざるを得ないのです。男手ひとつで、女の子を育てて、やりたくてやってた仕事を辞めて、彼女とも別れて、料理猛練習して、お店やって、高校生になった瞬間イケメン彼氏連れてこられて、俺がずっと守ってきたのにぽっと出の赤髪に「俺が一生守るっス」とか言われて、彼氏怒ったら拒絶されて、チリソースで助けたの俺なのにもう大丈夫彼氏と一緒に生きていけるよと言われ、二人で前に歩き出す姿を見届けて、自分も自分の止まってた時間を取り戻そうと動き出す顔が高橋優の…叔父さんに幸あれ……どうもありがとうございました。

 

 

 

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