高橋優 LIVE TOUR 2019-2020 freestyle stroke ライブレポ
2月7日 大宮公演(大宮ソニックシティ)
前々日に扁桃炎が突然重症化し人生初の9度1分を叩き出した超虚弱体質のだるいさん、瀕死の状態から念と呼ぶべき奇跡の回復力でなんとか大宮公演へ参戦。座席は2階席前方「以外と近い」…そんな訳ないのにそう言って楽しんだ。
1. 駱駝
5周年の武道館公演のダブルアンコールの最後に歌った「 この曲は僕の原点みたいなもの 」と言っていた、あの駱駝の弾き語りから始まる10周年のベストツアーってなんですか?エモエモのエモすぎて鳥取砂丘の砂を食べそうになった。会場を見渡しながらパァァッと笑う顔が素敵だった。
高橋優「こどもみたいに笑えるかい?」
わたし「こどもみたいに泣いてます…」
2. TOKYO DREAME
ジャッジャッ!バッバッ!ガッガッ!ドッドッ!で始まり左手をバッ!→右手をバッ!→両手をバッ!という一連の所作が綺麗で格好良くてドキドキした。高橋優の滑舌の良さを生み出す舌を感じて、気持ちよくなる為の曲。
3. こどものうた
ウッ……となってそのまま暫く動けず…怒りとか憤りとか不幸せ、混沌とした時代に希望を見出さなくちゃいけない悲しみや苦しみや葛藤みたいなものをバシバシと視覚化されてバシバシぶん投げられてるような感覚。バンドメンバーが良い仕事をしすぎていて一人一人に高級焼き菓子を振る舞いたいと思った
4. 靴紐
5. 君の背景
スーパー誰もが心から高橋優世界中の誰よりも幸せであれと願うタイム
6. 気ままラブソング
高橋優のファルセットが心地よ過ぎて耳が両方取れました。「辛いことの中にちょっとある最高の為に僕らは歩く」ってまさにその歌詞をリアルに体感していた。
7. 未だ見ぬ星座
衝撃が凄すぎて記憶が夜空ノムコウ
8. がんばれ細野さん
チャンカワイという名前を忘れてしまいそうなくらいチャンカワイは「細野さん」だった。細野さんはチャンカワイだったのか…高橋優は本気であれしか私服を持ってないのか、眼鏡が付いたり取れたりしてるのが気になって仕方なかった。
9. なくしもの
わたしは記憶をなくした
10. CANDY
雑踏、そうつまり「ありふれた音」からスゥッ…と静かに、思い出を語るように始まった。目を背けたくなるくらい生々しくて痛くて作り物じゃない全部生きた本当の言葉がザクザク刺さってきて苦しくて辛くて沢山泣いてしまった。
11. BEAUTIFUL
12. アスファルトのワニ
BEAUTIFUL→アスファルトのワニというめちゃくちゃ存在肯定してくれるタイム。アスファルトのワニは初めてフルサイズで聴いたんだけど、四角いとこで星型になって四角い人達から攻撃されてた頃のわたしに聴かせてあげたいと思った。あったかくて優しいお布団みたいな、ホットミルクみたいな曲だったなぁ
13. (Where's)THE SILENT MAJORITY?
高橋優「まだ声出せますか大宮ァ゙ァ゙ア゙ア゙ア゙」
わたし「イェェーー」
扁桃炎で喉が完全に死亡していたわたしの声なき声は響かず終いだったけれど会場のボルテージは最骨頂に。この曲の世間に大人にこの国に向かって中指立ててる感じが最高にロックでたまらなくて鳥肌が立った。
「悲しいこととか嫌なこととか全部ここで吐き出せ!」「全部まとめて俺が喰ってやる!」
この人はなんて強いんだろうか、この煽りで高揚感と共にやってくる寂しさみたいな感情は一体なんて言うんだろうと暫く考えたけど未だに上手く表現出来る言葉が探せずにいます。
14. 高野豆腐 〜どこか遠くへ〜
笑いすぎて生死の境を彷徨った
15. 明日はきっといい日になる
16. 象
象で前の席でずっと座って見ていたお兄さんが突然立ち上がり、少しビビるくらいのぶち上がり方をしていた。どうやら彼の沸点は象だったようだ。わかる、問答無用でぶち上がる。
17. 頭ん中そればっかり
映像が不気味過ぎて若干引くという異常事態発生。ギターを自身のソレに見立てて卑猥に腰を動かすアレ、ちょっとポルノ先輩見てやってくださいよ。
レスポンス「どこ見てんのよ!?」
高橋優「きみのッ…足の付け根ッを…」
レスポンス「どこ見てんのよ!?」
高橋優「きみのッ…うなじをッ…ぺろぺろ…」
胸を覆うヤツ剥ぎ取る仕草もジップ降ろす仕草もリアルすぎて動機が…もみもみしたいじゃなくて揉みしだきたいとか言っていましたね?ダメです。福山先輩、こっちです。
18. 虹
頭ん中そればっかり→虹ってどんな感情で見たらいいの?と感情迷子になりながらも結局ボーボー泣いた。もう熱闘甲子園のテーマソング一生虹でいいよ私が許す…
19. One Stroke
新曲
アンコール
20. 微笑みのリズム
数日前から私のスマホがやたらシャッフルで流してたんだけど正直あんまり刺さってなくて3回に2回は飛ばしてた。そうか「今ツアーでやるからお前5連符の手拍子練習しておけよ」っていう眼鏡からのお告げだったんだ。手拍子出来なかった。
21. 泣ぐ子はいねが
いつ見ても高橋優が回すタオルがピーッンとしていて笑う。「秋田美人は…おいで(鬼低音ボイス)で無事死亡、美人じゃないけど行ってもいいですか?ダメですねハイすいません。
22. プライド
反射的に相方ちゃんとくっついて泣いた。「まだやれるのにちくしょう!と叫ぶ君が主役の明日を さぁ、始めよう」で終わるライブ最高だった。
MC(抜粋&曖昧)
高橋優「とんでもなく寂れた動物園に行ってきたんだけど、その中でも僕はシカがどうも気になってしまって。哀愁がすごくて、その辺に生えてる草食ってたりしてて。そのシカお金出して引き取ろうかと思ったくらい。サポメンのみんなにお土産…と思ったらお土産売ってるお店自体無くて。仕方ないからその辺に落ちてた松ぼっくり拾ったんだけど馬鹿みたいな速さで走って帰ってきたから…松ぼっくり…ポッケの中で粉々になっちゃって…これ…」と言いながらパラパラァ…って松ぼっくりだったカスをピックケースに入れて最後に1欠片づつつまんで配ってた。
2月18日 東京公演(LINECUBESHIBUYA)
座席は一階中間ど真中、紛うことなきどセンター。目線の先に高橋優…同じ目線で世界を見たと言っても過言ではない、いやそれは過言。とにかく真正面で高橋優が歌い弾く姿を見られるだけでもう死んでもいいや…と思いつつ「顔で歌う」節もある彼の表情を一秒たりとも見逃すまいと目薬を溢れるくらい注入してから挑んだ。始まる前からびちゃびちゃだった。
1. 現実という名の怪物と戦う者たち
セトリを変えてきた…だと!?!?!?!しかも一曲目から…!?!?!セトリが変わったことと視界の良さの衝撃波が強すぎて開始30秒でわたしは光の粒となって完全に消し飛んだ
2. TOKYO DREAME
所作が綺麗でドキドキして滑舌が良くて耳が取れる。ああ、すぐ拾わないと…
なにかが憑依した高橋優「あるいはそこの貴方ァ゙ァ゙ア゙」わたし「はぁ結婚しよ」目が真っ黒になる瞬間が何度もあってビュッンゥンッって吸い込まれた。もう帰らなくていい。
3. こどものうた
4. 靴紐
5. 君の背景
真正面無理だこれ…心臓が苦しい…この瞬間を忘れちゃうの嫌だ……私は貴方の笑顔を見つける為の日々を歩いていたいよ…
6. 未だ見ぬ星座
大宮公演での未だ見ぬ星座の記憶が消し飛んでいたわたしは ジャラァン……「スゥッ………夢を…」の「を」で涙を流した。星空を模した照明がそれはそれは綺麗で。その真ん中で歌う高橋優の力強いシャウトに思わず指の跡が付くくらい両手を強く握り込んでしまった。
高橋優「悔しくってぇえぇえぇぇ ヒーッ」
わたし「ヒーッ(号泣)」
高橋優「食いしばってぇえぇえぇ ヒーッ」
わたし「ヒーッ(号泣)」
諦めないでくれて、音符を探し続けてくれて、ここまで来てくれて、本当にありがとう。
8. がんばれ細野さん
眼鏡ない顔がただのイケで無理だった…
高橋優は本格的に俳優やろうぜ
9. なくしもの
大サビ前で1人歌い弾く高橋優の周りに居るサポメンたちが1人1つづつ音を重ねて言って最終的にみんなでひとつになって音を奏でてるその過程を見てたら1人路上で歌い弾いてた頃の高橋優を重ねてなんか泣けた。素敵な仲間たちと出会えてよかったね…(誰) この曲での和声さんの圧倒的天沢聖司感とそれを見る高橋優の圧倒的月島雫感、プライスレス。
10. CANDY
真正面でこの曲は…視覚も相俟ってその言葉がザクザク刺さってきて泣きながら自分を自分でギュッと抱きしめてなんとか耐えた。赤い照明が血の涙みたいだった。
11. BEAUTIFUL
「きみは美しい」という言葉の美しさたるや。なんだかよく分からないけどボーボー泣いた。映像も歌も声も空間も全部綺麗だった。綺麗な心のひとの綺麗な歌だ。君は美しいと歌う君が美しい…
12. アスファルトのワニ
高橋優「リリースはしてないんですけど新曲です」
わたし「なんでリリースしないんですか?」
大宮公演でも聴いたはずなのにすっかり忘れていて、「泣かなきゃいけないところで泣けなくても 笑うところで笑えなくてもいい」みたいな歌詞を見てビックリした。丁度、そんなようなことを考えていたから。「ワニ!」の歌い方が可愛いかったな…
13. (Where's)THE SILENT MAJORITY?
高橋優「声出しませんか渋谷ァ゙ァ゙ア゙ア゙ア゙」「誰もあなたのこと指さして笑ったりする人なんかここにはいませんよ!」「全部吐き出してくれ!」ちゃんと煽られるしちゃんと声出すしちゃんと心から上がるんだけど何故だか苦しくなるこの煽り。「50基の核発電所~」「年に5000回揺れる列島〜」で手を5!ってやる高橋優の手のひらを真正面で見られたのでもう死んでもいいです。
14. 高野豆腐 ~どこか遠くへ~
「君からァァァ電話が来ィィたァ゙ア゙ア゙」で黒電話が窓ガラスを割って入って来ている事にやっと気付いて「君から電話が来た( 物理 )」というそのセンスがやたらとツボに入ってしまって笑い過ぎて噎せた。
15. 明日はきっといい日になる
捻くれているのでこの曲を聴くと落ち込むし悲しくなる。でも会場全体が薄オレンジっぽいふわふわに包まれてそれを見渡す高橋優の笑顔が素敵すぎるので許す、あぁでもやっぱり明日のことなんか考えたくないや
16. ルポルタージュ
デッデッデデッデデデッデッデデッデデデーデレデーデーレデデデデーデデーデデーレーレレレーレレッ ドゥンッ!!!もう言葉も理屈も要らない格好良さ、このサウンドを聴いてじっとしてられる人いますか?「1人と1人、瞳と瞳、」の時に人差し指をスッ…と前に差し出して真っ黒の目をガン開きしてるのも真正面で見られたので死にます。
17. 頭ん中そればっかり
高橋優「みなさん汗かいてますか?僕もかいてます!シャワーなんて浴びないで、シャンプーなんかしないで、そのままこっちへ来てくれませんか!?汚い部分もありのまま全部を見せ合いませんか!?」
わたし「シャンプーはちょっと…面白い…」
背中のホック外したりジップ降ろしたりボディラインをなぞったりおっぱいもみもみしたりする高橋優を真正面で見られたので死にます。
18. 虹
だから感情の玉突き事故を誘発させないで
19. One Stroke
高橋優という人間の中にある音楽とかそれを聴いてくれるファン、ライブとかそれに来てくれるファンとかそういうものの立ち位置が分かったような気がするけどこの曲についてはリリースされてからじっくり咀嚼しようと思う。
アンコール
20. 微笑みのリズム
五連符手拍子が出来たので満足です
微笑みのリズム取りながら微笑む高橋優の顔がめちゃくちゃ楽しそうで…こっちまで笑顔になった…
21. 泣ぐ子はいねが
C&Rの最初のほう何回か、東京で2日目ということで何も出て来なかったのか「ウガァァァア゙ア゙」「ダァァアア゙ア゙ア゙」「オラァァ゙ア゙ダァァ゙ア゙ア゙ア゙ア゙」みたいだったんだけどその意味不明さと必死さが面白過ぎて膝から崩れ落ちた。「秋田美人は…おいで」低音ウィスパーボイスバージョンが良すぎて思わず目の前にある椅子の背もたれを引きちぎって食べた。すぐ吐いた。
22. プライド
大宮公演以外の公演では私が高橋優の曲を考察し始めるきっかけとなった好きな曲「明日への星」だったという情報を事前に得ていた為、今日は聴けるぞと思っていたらまさかの追いプライド。ええ、追い泣きしましたとも。「明日からまた頑張ろう!」なんてそんな大層なこと言えないし思えるほど強くないけど、苦しくなったら今日という日を思い出そうと思える日を過ごせてよかった。現実に戻る前の小さくて弱い自分の背中を大きな手で優しくドンッと押してもらったような感覚になった。
MC(抜粋&曖昧)
「昨日の公演で「チンアナゴ」って言ったらなんかみんなに凄い引っかかったらしくてそれが何故なのか分からなくて朝の5時まで眠れず、ずっとやってきたルーティンであるライブ前に10キロ前後走るっていうことが出来なかったんです!僕はチンアナゴって言ってるだけなのに!いつもゴールテープ持って待っててくれるんですよ、スタッフさんたちが。それを今日は普通に車から降りて普通にスッと切って…俺もさぁ、俺のチンアナゴとか意味分からないこと言ってたからいけないんだよね…今日はチンアナゴって言わないんだから!ハッシュタグ高橋優で今日のライブの感想呟くひとはチンアナゴ禁止ね!?俺エゴサするからね!?やめてね!?チンアナゴが……チンアナゴの………チンアナゴ…チン…………チ…」
チンアナゴのチンは犬の「狆」が由来だそうですよ、高橋さん。
▶︎この曲について、このことについて、本気出して考えてみてくれ等のリクエスト、ブログの感想、その他諸々なんでも両腕を広げて待ってます。質問箱までお送りください。包丁でお豆腐を切る時くらい優しくお願いします