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愛はどんな味でしょうか? Twitter:@to_darui

あのロッカーはまだ戦っていた ~NIPPONロマンスポルノ’19ライブレポ1日目~

 

 

毎度のことながらライブ中及び通常時の知能指数3、語彙力2、記憶力1、そんな人間による未来の自分の為の記録ライブレポです。鬼のように長いので悪しからず。

 

 

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先日、2019年9月8日 ポルノグラフィティというバンドがメジャーデビュー20周年を迎え、それを記念するライブ、「NIPPONロマンスポルノ’19」が9月7日と8日の2日間 東京ドームで開催されました。

前回のツアーで突然知らされてから約半年、いろんなことがあって苦しかったり辛かったりしたけどその度に「 でもロマポルがあるから頑張るぞ! 」と自分を鼓舞しながら、ずっとずっと楽しみにしていた日がついにやって来たのです。

 

 

9月7日(土)

 

東京ドームは割と野球を見に来ることがあるので見慣れていたはずなのに至る所に掲げられているポルノのフラッグやラッピングされた柱を見て新鮮な気持ちになれたし「ああ、本当にこれからここでポルノがライブやるんだ」ってじんわり感じてました。

腹ごしらえもそこそこに、事前に知らされていた整理番号別の入場ゲートに向かうことにした相方ちゃんとわたし。なんだかやけに遠くて森みたいな所も通って行って、「うわ~!これきっと果てしなく遠い席なんだよ、端っこだもん。」なんてぶつぶつ言いながらスタッフさんにチケット発券をしてもらって。

 

ビーッと出てくる座席が書かれたチケット、どうぞと渡されたそのチケットに目をやると確かに「アリーナ2列目」の文字が。思わずその場で相方ちゃんとヒェェ!?!?って小さく叫んでしまった。「ままままままってくれ???アリーナ2列目ってアリーナ2列目??ポルノグラフィティから2列目???東京ドームで???うそ……待って…席に着いてみないと…わかんないから…はぁはぁ…ウッ…オェッ…」と、震える足をなんとか動かしてよろよろとその数字の通りの席に向かい、震える手でチケットの番号を確認して着席。

 

「…本当に…2列目だ…」

ということで、なんと、本当に、

東京ドームでアリーナ2列目参戦でした。

 

 

~本編~

 

スクリーンが暗くなってファンファーレのような音楽が流れ始め、続々と立ち上がるお客さんたち。

 

デーデーデーデーーーーーーー

ぼかーーーん!!! 

 

いきなりこの爆発でびっくりして死んだ。

ビビリ芸人なので先に言っておいて欲しかった。

 

湧き上がる歓声と噴煙の中に現れるサポートミュージシャンの面々、そのあと少しだけ間が空いて颯爽と現れるポルノグラフィティ。…もうなんだかその姿を見ただけで泣きそうになってしまったよ…  そして一呼吸、静かになった東京ドームでNIPPONロマンスポルノ’19が始まったのです。

 

 

プッシュプレイ

 

ずっとプッシュプレイから始まる…プッシュプレイから始まる…って呪文のように言い続けててなんなら開演直前にも「プッシュプ…」みたいになってたわけで、この曲から始まるロマポルを夢見てきた人間はそれが現実になったとき、息がうまく吸えなくなります。「ハァッ…ハァッハァッ…!?」後ろに倒れそうになった私を相方ちゃんが支えてくれてなんとか前を向いたら二人の重なった歌声が大きな大きな東京ドームに響き渡ってキラキラと落ちてきた。そのキラキラした音が、声が、最高に綺麗で。

 

メリッサ

 

岡野さんに「カズ!」って言われて数歩前に出てきたベーズのカズくんが爆イケすぎてえっ…ってなりませんでしたか?私はなりました。ちなみに彼の一人称は「私」です。はい好き〜

とにかくあの格好良いベースラインから始まってあのお馴染みのロングトーンへ突入するんだけど、あのロングトーンの部分だけ集めたアルバム作って欲しいと思うくらいあのロングトーンが好きで。今回のロングトーンも素晴らしかった。岡野さんの声が伸びれば伸びるほど心拍数とテンションが上がっていくあの感じが大好きなんです。

 

THE DAY

 

THE DAYは絶対やってくれー!と思ってたのでデデデデッデー!って始まった時極小のボリュームで「よっしゃぁ!」って言いました。この曲の晴一さんのギターソロが死ぬほどかっこいいんだ…厚い雲に覆われた曇天を突き抜けて雲を散らすようなギターの音とそれに合わさる岡野さんの低音から徐々に上がっていく高音シャウト、心が震えた。くそかっこいい…くそはいけんよ…

 

多分ここでMC入った

 

ポルノグラフィティでーす!「東京ドーム、10年前にやったときは大きくて野球場でやってるって感じだったけど今日はもう小さく感じるわ」みたいなことを晴一さんが言ってたんだけど私もそう思った!いや、席が近いからじゃなくてこれは二日間通して思ったことなんだ。上手く書けないんですけど10年前より東京ドームが小さく感じたんだよね…ポルノグラフィティが大きくなったのかな…

 

「そして今回はスペシャルゲストが来てくれています!」と岡野さん。NAOTOさんかな?とか思って見てたらあれ?知らぬ間にピアノがある…?

 

本間さん( 神 )颯爽と登場

本間さんが出て来たら東京ドーム揺れた。相方ちゃんと「ぇぇぇぇ!!本当の神来たよ!?」とか言いながら慌てた。カメラで抜かれる度に指さしてウインクする本間さん可愛い(可愛い)

ここで本間さんの進行で関ジャム、いや本ジャムがはじまる。アポロが出来たタイミングとか音のない森はあのタイミングで出してよかったんじゃろうかとかNaNaNaサマーガールメロディカッコイイのに歌詞が何にも伝わらんとかそういう裏トーク的なことをした後、

 

本間さん「6万人(少し盛ってる)も居るんだから何かやりなよ」岡野さん「はっ?」  なんという無茶振りなんだろうか。

 

本間さん「晴一くんそろそろ誕生日だから6万人(少し盛ってる)にハッピーバースデー歌ってもらおう、おれ編集点作るからみんな歌ってね、昭仁くんが「せーの」って言ったらみんなでおめでとう!って言うんだよ」

 

で、岡野さんが「せーの」のタイミングおかしくしてそれを冷静に指摘する本間さんが初期のポルノのそれを垣間見た気がしました。それから「昭仁くんも誕生日1ヶ月後でしょ?録っておこう。」って岡野さんの分のハッピーバースデーも歌って。謎にウェーブ始まって下手くそって言われて岡野さんが「慣れてないからぁ!」ってフォローしたりなんなりしてたらスタッフさんから巻けとの指示があったのかササッと曲に入ります。

 

 

ポルノグラフィティwith本間さんSPメドレー ~

 

ミュージック・アワー

 

もうここでやってしまうんですね!ミュージック・アワー!って思いながらやってました。岡野さんが本間さんに絡んでってそれを優しく見守る本間さんがほんとに仏……わたしが初めて見たライブには本間さんが居たので懐かしくて嬉しくてほっこりした…またこの人のピアノが聴ける時が来るとは…と思ってたら途中で小さくなる音…これは…

 

マシンガントーク

 

そうかメドレーだったんだね! ラブEメールにて岡野さんの首が死んだからマシンガントークはもう生きてるうちには聴けないと思ってたからうわーい!って言いながらモンキーダンスしました。楽しかった!やっぱりモンキーダンスしてる岡野さんはブサイクで笑った。首、脊椎、大丈夫かな。

 

ヴォイス

 

ヴォイスを聞くとロマポル’08を思い出すしあの時のマイクの音が切れる瞬間も思い出す…「そんな~気がするの~~だけr」ここです。初めて行ったライブがロマポル’08だったのであれからちょうど10年経ったんだなぁ…なんて思ったりしてエモエモのエモになってました。エモいってなんだろ。

 

 

アゲハ蝶と狼のどちらをシングルにするかで最初に披露したライブで狼の方がお客さんの反応が良くてこれはやっちまったか…と思ってたらアゲハ蝶があんなに大きくなって、みたいな話もしていた。しまなみ思い出しちゃった。

 

ミュージック・アワー(大サビ)

 

狼からミュージック・アワーの大サビへ。岡野さん「ミュージックッアーワーァアーアー」ってミュージカルみたいに歌ってて、それから音が一瞬消えた。機材トラブルかと思ってごめんなさい、そういうアレンジでした。岡野さんの声だけで「ミュージシャンこれごっつい張り切ってまんねんこれぇ!!」って。楽しくて楽しくて歯が乾きました。

 

岡野さん「本間さんがいるからここでこの曲を…わしらはここから始まりました。」

 

アポロ

 

20周年のステージで本間さんとこの曲を演奏だったかな。二人はどんな気持ちだったかな。みんながチェック入れてる限定の腕時計買わなかったことを今更ながら後悔しています… アポロで銀テがバーン!しましたね、アポロも生まれて20年だもんねおめでとう。キラキラしてて綺麗だった。

岡野さん「 ラブ、Eメール、フロム……東京ドーーーム!!!!

このフロム……の溜めからの東京ドーム!!!がかっこよすぎてぶち上がったし多分客席みんながちょっとづつ爆発したと思う…東京ドームってかっこよく言う選手権一位だと思う…

 

~暗転~

 

グラヴィティ

 

ギターが鳴った瞬間「グッグラッヴィティ!?!?!?」ってよろけました。暗転、からの、優しすぎる「さぁ」で膝から崩れ落ちた。 最後のズンチャッチャッズンチャッチャッズンチャッチャッズンチャッチャッ…「ワンワン」ってスゴロクの声まで入ってて愛しか無かった…幸せのため息がいっぱい出た…

 

Twilight.トワイライト

 

鬱々してたころ死ぬほど聞いてた曲……初めて生で聞いた…力強いギターと歌声に圧倒されっぱなしでそこに居るので精一杯で…思わず自分の身体をぎゅっと抱いて守ってしまった。「ここにある全てはひとつだと歌えば歌うほど嘘になり」「壊して」「殺した」今の岡野さんの歌声と今の晴一さんのギターが最高に合ってて、静かなる怒りとか悲しみみたいなものが耳から直接入ってくるようなそんな感覚。

 

Theme of "74ers"

 

過去のポルノグラヴィティの映像がモノクロで流れてくる…個人的には向かい合ってギター弾いてる二人、岡野さんに教えてる風の晴一さんがヘラァって笑ってる映像がグッときた…そして少しづつ「今」に進んでいく映像、最後は今回の東京ドーム公演のリハーサル中のステージ………これは……もしか…ピチパチピチピチ…えっ?笑い声と共にざわつく会場…ここで小鳥のさえずり?

 

パッと明るくなったステージには岡野さん。

岡野さん「ひとりよ。小鳥のさえずりが聞こえてくるとわし一人になるんよ、もうお決まりになってきたね。さ、せっかく東京ドームだから真ん中に行こう」とトコトコとセンターステージに向かう岡野さん。

 

岡野さん「音のない森のはなしもさっきしたけど、鬱々としていた鬱時期があって。そんなに大したものじゃないけどポルノと自分の葛藤?とかそうものを感じてもがいてた、怒りとか苦しみとか、そういう時期に書いた曲を聞いてください。」心の中で「n.t....n.t....」って呟いた。

 

 n.t.

 

岡野さんが「ネイゲン、タツベシ」って言ってからn.t.って言ってたの、好きってなった。いつか今の岡野さんの声で聞きたいと思ってた曲のひとつを弾き語りで聴けるなんて…と。一音も聞き漏らすまいと神経総動員させて息をするのも最低限にして聞いた。人生で一番死にたいとと思いながら生きてた頃に何度も何度も聞いてた曲。岡野さんの力強い声が心と身体に痛いくらい響いてきてそれに色んな感情が反響して、苦しくて、珍しく泣いてしまった。

 

~暗転~

 

明るくなったと思ったら今度はステージに晴一さんが。…え?…晴一さんだけ?…もしかして…

 

Hey Mama

 

普通にきゃーーーー!!!!って言いました。東京ドームで、東京ドームであの新藤晴一さんがソロ曲を歌う日が来るとは。しかも日本語歌詞…「出会った頃のきみの笑顔は可愛かったよぉ」 途中から「このひと6万人(少し盛ってる)の前で惚気けてんのか?」と思った。何はともあれ6万人(少し盛ってる)の人の顔が一斉にほころんだ、人類史の中でも貴重な時間になったと思う。これね、歌ってるのが晴一さんだから良いんだよね。このふんわりした声が合ってるんだよね、岡野さんがヘイママ!って歌ったら割烹着着てるゴリラみたいなママになっちゃいますから、これは晴一さんだから成立してる曲。最後耐えられなくてキシシッて笑っちゃう晴一さんほんとらぶ。 

 

ここで二組目のスペシャルゲストFIREHORNSが登場。わ~!!ホーン隊だ!!!これから何やるのかあれか?これか?といっぱい出てきてわくわくした

 

 

ウッ………うず…うず………大好きです…語彙力が失われちゃう…映像はちょいダサだったけど演奏がバチバチにかっこよかった…岡野昭仁の母音爆発してる…「合わせた指先から」で指先、「甘い鼓動」で胸元、「塞いだ唇から」で唇、と順に映すカメラワークが神でした。最後の「続けてしまあぁぁ…ぁ゛ぁああああ゛ああ゛」が気持ち良すぎて鳥肌立ちました。

 

俺達のセレブレーション

 

お祝いにはこれがないと!と言って始まった俺達のセレブレーション。やっぱり好きだ、この幸せと幸福感しかない曲。久しぶりに丸い月作ったし久しぶりに裏打ち打ったけどやっぱりたのしかったな~!ホーン隊が良い仕事し過ぎてて盛り上がるしかないという状態、これで15周年のセレブレーションしてたのがもう5年前だなんて…裏打ちで腕上げる度にどこからかボキィッって音が聞こえてきて自身の衰えを感じた。

 

ジレンマ

 

えぇ!?ここでジレンマなのかい!?ということはラストはもしかしてあの曲なのかい!?とちょっと思いつつぶち上がりました。やっぱりホーン隊の音が凄く良い~細胞が元気になる音だ~   今思えば、ポルノグラフィティは20歳になったタイミングでジレンマから卒業したのかもしれない。だから一日目にはあって二日目はなかったのかもしれない…19歳、最後のジレンマだったのかもしれない…ジレンマ…次回のライブまで君の有無が気になるよ……

 

愛が呼ぶほうへ

 

岡野さんが「みんなに育ててもらって大きくなった曲です」と言って始まったホーン隊との愛が呼ぶほうへ。しまなみの時と同じことを言ってるなぁと思った。本当にそう思ってて、こんなに大きく大切に育ててくれたみんなありがとうって思ってるんだろうな…謙虚の擬人化…愛が呼ぶほうへを歌いながら客席を見渡す岡野さんと晴一さんの顔が本当に、本当に、優しくてあったかくて…思わず自然と手を合わせるレベル…あなたたちが私たちの愛だから…あなた達が呼ぶ方にわたしたちは行くよ…

 

ラック

 

「ここからヘビーロックで盛り上がるぜ!!!」って言うから身構えたらラックで倒れました。さっきの仏様みたいなひとたちはどこへ行ってしまったのレベルでガラッと空気が変わるステージ上。これがポルノの強さであり凄みでもあるよなぁ…かっこよかった… 「切実なあ⤴︎ぁ⤴︎いぶをくれぇ!」とかサビのがなり気味のザラザラした声が好きです。音が気持ちいい。

 

キング&クイーン

 

ここからヘビーロックが!と言って一曲でヘビーロック終わってるの岡野さんらしくてよきだなと思いました。キング&クイーンは、こう言ったら刺されそうだけどベタだしキラキラしすぎててちょっと苦手だけど聞くと絶対泣いてしまうんだよな…明るくなった会場全体が輝いてるように見えた。

 

Mugen

 

ここでみんな大好きBEAUTIFUL LOOSERシャツになった岡野さんがホーン隊を引き連れて下手へ、つまりこちらに近付いて来た。ぎゃあああ無理です!それ以上来たら困りますお客様!!状態で相方ちゃんと二人で慌てふためいてたら私達の目の前にピタッ!と止まって歌い出す岡野さん、それを囲うように取り巻くホーン隊…これMugenのMVじゃん…って後から気付いたんですけど… ここで岡野さんとバチバチに目が合った。足音も聞こえたし「っしゃぁ!」みたいな生声も聞こえた、この場所が東京ドームだってことを忘れちゃうくらい近かった…自分でも夢かと思うけど本当だったんだよ……

 

ネオメロドラマティック 

晴一さんのギターギュィイイイーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン」

 会場「爆発」

久しぶりだったよね?久しぶりだった!かっこよかった!聞きたいと思ってた…ほんとうに……かっこよかった……だんだん語彙力が失われてきた……

 

ハネウマライダー

 

晴一さんのギターイントロからタオルを握りしめ、岡野さんと同じようにタオルを掲げる。ちなみに初日は10年前の東京ロマポルのタオル持っていきました。 これだってさ、もう10年以上前の曲なんだよこれをずっとライブで聴けるって素敵じゃんね。きっとなにか掴んだ曲なんだろうな、大事な曲なんだろうな。ここで二人は目の前を秒速で走り抜けていきました。

 

アゲハ蝶

 

個人的にアゲハ蝶はポルノグラフィティの音楽と出会ったきっかけの曲なのでそれをウン十年後にも東京ドームで聞けるっていうのは不思議なことだなぁって思ってました。あのとき、運動会のダンスの曲を何故か一年前に流行ってたアゲハ蝶にしてくれた先生本当にありがとう…名前忘れちゃったけど…  

らららのパート前に「おかのくん!おかのくん!」という小さな声が聞こえてきて、わたしこれ本当にスタッフさんの声が聞こえちゃってるのか!?と思ったんですよね、そしたら晴一さんでした。「おかのくん!ここでウェーブ!」と、突然ウェーブが始まるも正直慣れてないしグダグダになって何度か途中で消滅するウェーブ。

 

岡野さん「あれっ!?!?

どこ行った!?!?!?!」

 

晴一さんだと上手くスタートさせられないからって「おかのくんやって!」と。ハイ!て始まるけどやっぱりなんか若干グダついてた印象…誰だよウェーブしようって言ったの…あ、神(本間さん)だった…

 

 

MC (曖昧に曖昧を重ねた曖昧さ)

 

晴一さん「ポルノは元々は文化祭に出るための部活で組んだバンドからずっと地続きで続いてる。途中でいろいろあったしデビューっていう変化点はたいそう大きかった。でも青春の日々のあのままの気持ちはずっとあって、そういう気持ちを、ポルノを、惰性とかで汚したくない。続けるって言うのは簡単だし…まぁ、続けるんだけど…やりたいからやるし、やめたかったらやめる。そういう気持ちでやってる。」

 

岡野さん「25年くらい前に6畳にもみたない小さなスタジオで、なんかデカいこと出来るんじゃないかっていう夢とか自信とか希望はあった、そんな駆け出しの僕らがまったく想像もできんかったような場所に、今立っています。みんながここにポルノグラフィティを連れてきてくれた。この場を借りてお礼を言わせてください、まずはサポートミュージシャンを始めとするスタッフのみんな、ありがとう。全国の(ライブスをやるのに欠かせないスタッフさんのことを言ってた気がするんですけど思い出せません)、ありがとう。僕らには友人も家族もいます、友人と家族にも、ありがとう。そして、いままでずっと応援してくれているファンのみんな、本当に本当に、ありがとう。ポルノがここまでやって来れたのは君たちのおかげです」

 

嫌になったら辞めるし好きだから、楽しいから続けてるって言い切っちゃう晴一さんが好きだし信頼出来る。岡野さんが「ありがとう」って言う度に本当に心の底からありがとうって言ってるのが伝わってきて、こちらこそと思い、この人たちに「こちらこそありがとう」という気持ちを想いを全部伝えられる日は来るのだろうか、伝えるにはどんな言葉でどう表したらいいのか、そんな気持ちになった。いつもいつも、与えられてばかりだ。生きてる理由をもらっていると思ってる人達に「ここまで来れたのは君らのおかげ」って言われたら解釈違いも大概にしてください!って感じだし、なんだか胸がギュッと苦しくなった。いつか、伝えられたらいいな。

 

VS

 

ライブで聞いたら絶対泣くと思いながら家で聞いてたわけですけど本当に泣きました。プッシュプレイから始まってVSで終わるなんて、こんな壮大な伏線の回収の仕方ありますか? 音も声もお客さんの顔も二人の顔もみんなキラキラしてて綺麗だった。座席的にこれはスクリーンでしか見れてないのだけど、二人が花道を歩いてセンターステージに向かってるときの顔が…ちょっと恥ずかしそうにでも嬉しそうに幸せそうで前を行く晴一さんの後ろを行く岡野さん、どっちも最高に良い顔してて…その顔を見た瞬間にバーッて泣いてしまった。これまで二人が歩いて来た道はなにも間違ってなんかないし、これから行く道も明るくてキラキラしてて周りには晴れ渡った顔をしてるいっぱいのファンが居て…いつか辿り着くその「果て」まで一緒に行きたいと思えた。そして、最後にプッシュプレイの「あのロッカーまだ戦ってっかな?」で終わる本編。あの少年はロッカーになったんだ、ロッカーになった少年はこれからも戦い続けるんだ。

 

~アンコール~

 

オー!リバル

 

晴一さん「ディーン・フジオカが俺に乗り移る…」

岡野さん「まだ?」

 

岡野さんきた、と思ったらいつの間にか用意されていたサイのトロッコに乗り込んだ。行ってらっしゃい~!ってかんじだった。この日のリバルは心配になるくらいめちゃめちゃになってた…リバル…お前トロッコに乗っちゃうような曲だったのかよ…いいけど…ツイッターで「昭仁さんはリバルでボールと一緒に歌詞を飛ばしてた」って見掛けたけどまさにそれでしたね…

 

岡野さん「これ(ボール飛ばすやつ)に気を取られて歌詞が出てこん!!!」

わたし「それは頑張ってくれ!!!!」

 

Before Century 

 

二人はトロッコに乗ったままビフォセンに突入!やっぱりこれは無条件に楽しいしポルノのライブって感じがしてすごく良い。普通に生活してる中でこんなに高い声出したりしないけど岡野さんに煽られたら自然と出てくる不思議。フー!フー!があと何回なのか自分で数えててわかんなくなってしまった岡野さん頑張ってと思った…このあとセンラバ…来るのかな…?

 

Centuly Lovers

 

キーーーターーーーーー!!!!

ヤッターーーーーーーー!!!!

ただ、ただ楽しかった…三分あれば終わっちゃう…無意識にしまなみ思い出してしまったよね…そして何故か岡野さんの股間ダンスを無表情で見つめてる自分がいた…あんなに狂喜乱舞してたのに…どうしたんだろう…これが大人というもの?岡野さんの股間は絶好調でした。

 

ライラ

 

FIREHORNSと本間さんが再びステージへ、「最後はみんなで暴れて踊って歌いましょう!」

テンポのこととか諸々のことはちょっと言いたいけど言わないでおくね…あんなに一生懸命倍速のライララライララライライライライライ歌ってる晴一さんの顔を見たらこっちもなんとかしないとと思った…あれはそういうレベルでノリ切ることが難しい曲だ……ジャラアラァン、と岡野さんの口上、かと思いきや晴一さんの方をむく岡野さん。

 

晴一さん「僕たちがデビューした1999年はノストラダムスの予言で地球が滅亡するとされていて…でも何だか!生き残って!デビューしました!最初は調子に乗ってた頃もありました…途中で上手くいかないこともありました…20年間、いろいろあったけど僕らの今までは…正解だと思っていいんでしょうか?間違ってなかったと、思っていいんでしょうか…?そしたら……うぅ…おかのくんお願い…」

 

岡野さん「あぁそれでもコツコツ生きていくには…踊りましょう!泣きましょう!笑いま…しょぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおお!

 

最後は倍速のライララライララ地獄、岡野さんも晴一さんも端から端まで音速で走り回ってた。ビュンッてかんじだった。口上を晴一さんがやるっていう意味、この言葉を晴一さんがファンに問いかける意味みたいなものを感じて考えたりしてた。ライラ、キミはこれからの子だよ、わたしは期待してる。

 

そして生声(これもとても曖昧)

 

晴一さん「ありがとう東京ドーム!!」

 

岡野さん「今日は今までのバンド人生の中で一番最高の日になりました!ありがとう!」

 

 

こうして、奇跡の東京ドーム2列目参戦はあっという間に幕を閉じたのでした。本当に夢のような時間でした…ちょいちょいここは本当に東京ドームなのか?と思う瞬間があって、自分が「イエーイ!」って言ったら三秒後くらいに後ろから「イエーイ!」って聞こえてきたり後ろをちょっと振り返るとびっくりするくらい沢山の人が居て、「あ、ここは東京ドームだ」って思い知らされるというか。そんな贅沢な不思議な気持ちになったりしてました。正直近さに圧倒されてしまって記憶が曖昧な所があるのがちょっと悔しいけど……大きな大きな会場の真ん中で歌い弾くポルノグラフィティがただただ愛おしくて、輝いて、遠くて、近くに感じた。この日のことを、ここで見たものを、感じたことを、一生忘れたくないと思った。来てよかった、来れてよかった。あ~楽しかった。

 

 

 

9月7日(土)  おわり

 

 

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