色褪せないの向こう側
例の如くライブ中及び通常時の知能指数3、語彙力2、記憶力1、そんな人間による未来の自分の為におくる記録ライブレポです。中身ないけど鬼のように長いです悪しからず。
ポルノグラフィティ16thライブサーキット
『 UNFADED 』
ツアー初日の静岡一日目 折り返し地点の幕張二日間 終盤の横浜二日間 計五公演に行ってきました。アルバムの無いツアー、全楽曲にチャンスのあるツアー 、それだけで始まる前から「あれやるかな、これやるかな」ってどきどきわくわくしてた。
もくもくしてる…ピンクの照明……ちょっと眠くなってきたなぁ………そして暗転、秒で立ち上がるお客さん、真っ赤に浮上がるスクリーン、広い会場に響き渡るギターの低音、デーデデデデーデデデッ …あれ?なんだこれ…何始まりなんだろう……って考えてたら バァンッ!と割と大きな爆発音。毎回知ってんのにすごい驚く、と同時に垂れ幕が落ちて始まる「 オレ、天使 」初日は勝手にライラ始まりだと思って余裕ぶちかましてたら一曲目から無数の衝撃で返り討ちにあった。
初日は無かったけど幕張、横浜ではお客さんの歓声を体内に取り込む「 間 」みたいなものが出来てて岡野昭仁メチャクチャ強そうだし新藤晴一絶対誰も勝てなそうみたいなモードに入った顔してるの滅茶苦茶かっこいい!ってなった。
無敵の岡野さん「トゥデェェェェェェェェィイズ ………アンッッッフエィッッッデッッッゥゥッッッ」
無力なぼく「トゥディって言うだけでこんなかっこいい人いる?無理じゃん?」
A New day
良かったな~すごく……個人的人生暗黒時代に聴いてた曲なので割とどうしようもない思い出が付いてるんだけどね。「そりゃ立ち止まってたら何も変わらないよ」…わかってる…「次のシーンの展開を見せて」…わかってる…「浮かない顔のアップそろそろ見飽きてしまったんだ」…わかってるってば……「君だってそうだろう?」…ウウッ…ここで泣く…ちょっとごめんわかったから背中押し過ぎだぞ地面にめり込むよ?メンタルブレイクしてるときに聞いたらちょっと反発しちゃうくらいキラキラした応援歌。
「言うなァアーーーーーーーー!!!!!」で最高に気持ちが高揚する。声に気持ちが乗っかって、遠くに飛んでって少し光って消えるそんなイメージ。
幸せについて本気出して考えてみた
A New day→幸せについて本気出して考えてみたの流れ、序盤からいきなりぶっ放してんないいだろう受けて立つぜ。無意識で拳突き上げてやんよ。ステージのみんなの顔がキラキラしてて、それはきっとお客さんみんなの顔がキラキラしてるからなんだろうなとぼくは思いました。なんか、自然と笑顔になるもんね。
「幸せの種を手に入れた」 まだ種なんだよ、幸せじゃなくて。これからどうやって育てていこうかな…
「みんなで幸せになって帰ろうぜー!!!!」 いぇーーーーーい!!
いつもの挨拶、新サポートメンバーの紹介。
そして晴一さんによる「UNFADED」の説明
晴一さん「まずフェ…ふぇいどっていうのは「色褪せる」とかそういう意味なんじゃけども、あの~今の時代ってネットの世界に曲が置いてもらえるんよ「サブスクリプション」って言うんじゃけども。知っとる?」
岡野さん「サブスクリプション!!」
晴一さん「今はCDだぁ、USBだぁ、ダウンロードだぁ、色々あるんじゃけども。サブスクリプションは自分のスマホとかに落とさんでも良いわけ。ネットの世界に曲が置いてあって、そこに俺たちの楽曲も入れてもらうことになって」
岡野さん「おぉん」
全楽曲横並びにあるわけでシングルがでかい顔してるとかそういうのがない。サウダージとかアゲハ蝶がでかい顔してるわけじゃない、カップリングからなにから全部がズラーッと同じ立ち位置にいる状態なんだと。
晴一さん「俺達も自分らの昔の曲とか聴いてたらこれって今のみんなに聞いてもらったら色褪せてるのかな、色褪せてないのかなって。そんな答え合わせをする、みたいなツアーにしたいと思ってフェイドにアンをつけて「UNFADED」「色褪せない」という、ツアータイトルに!しました!」
岡野さん「いよっ!」
「ライブでやった事ない曲、あんまりやった事ない曲、懐かしい曲、いろいろ沢山出てくるけぇ、今日は!!盛り上がって帰ろうぜ!!!」
わーーーー!!!からの岡野さんお得意の散々煽った後に聴き込む系の曲が始まる……
東京ランドスケープ
今年20周年の「今の」ポルノグラフィティが「 憧れには近づけてはないけど 」 「 思ったよりやれてる 」「 褒めてあげよう 」って歌うの最強にエモいと思いませんか? 当時より絶対前に進んでるだろうな…少しは自分のこと褒めてあげて欲しいな…憧れに近づいて手が付いたらその先は……Tシャツの裾をギュッと握りながら聴いてた。
「生きるという証明を今ここに残してるんだ」
それを目の当たりに出来ている幸せについて本気出して考えてみた。
ピアノの音、なんだろこれ……なにかな…アッ!エッ!や、やるんだ~~~~~!!!
ポルノグラフィティで初めて自分のお金で買ったシングルがジョバイロの人間としてはこの楽曲が色褪せないツアーのセトリに組み込まれていることがエモくて嬉しくてちょっと泣きました。思えば随分遠くまで来たもんだ。チャチャチャチャチャッでちょっとドヤ顔になるのやめたい。
ヴィンテージ( ⇆ swing )
デーレッデーレッデーデッデーレッデーレッデーレッデーデッデーレッって始まった瞬間膝から崩れ落ちた。えっ……ヴィンテージってこんなに明るい感じだったの?オ、オレンジ色の照明?え?ワイパーだったっけ?って困惑もしたけど……岡野さんがめちゃめちゃな笑顔で嬉しそうに歌ってたのでもうなんでもいいです………当時狂ったように聴いてた曲のひとつ……この曲の意味が本当にわかる時は来るのかなあ…… うぉおーおおおーいえぇえーおおーいぇええーえええーののー
swing( ⇆ヴィンテージ )
静岡初日では聴けなかった。静岡二日目でやったぞと聞いて浜松餃子をヤケ食いした。
それからしばらくして幕張二日目、やっと聞けた。…とってもよかった……当たり前だけどレコーディング当時の岡野さんの声でしか聞いたことのない歌な訳で、繊細で澄んでて荒っぽくてそんな声。ずっと今の岡野さんの声と表現力で聴いてみたいなと思ってた曲のひとつだったから凄く嬉しかった。期待と想像以上に美しくて素敵な歌だった。
前夜
ライブ映えするんだろうなと思ってはいたけどヘッドフォンでこそこそ聴くよりも何百倍もの強い力で歌詞が入ってきた。今ツアーライブ化け曲ランキング一位かもしれない。
「 何にもないから無限と言える 」なんて言いきることが出来る人達とそんな人達が作る音楽に会えてよかったな。最後の照明のように真っ直ぐ伸びていく気持ちを声に乗せていくあの感じがたまらない。自分を奮い立たせようとしてるけど、ふと「神様」という不確かな物に願いを叶えてくれよと言ってしまう人間臭さ、その中に圧倒的な自信という強さがあるからこの人は進んでいけるんだろうそれを聴いたひともその自信をちょっと借りて前に進める気がするんだ。今この「時」を。
Cメロ転調鳥肌ボツボツ問題
ビタースイート
照明変態曲でした。居場所を探してるようなライト、始まる歌。 ビーーターースィーーーイエッーースダーーデェーーーヘエェーーエエー カープの丸の移籍時に晴一さんが「その子はいい子さよろしく」って呟いてたからやるんだろうなとは思ってたけどいざ聴けるとなると嬉しいしバリバリゴリゴリのギターがかっこいい。頭蓋に効く。「紫に変色した唇を僕に押し付けてきた古い感情」っていう歌詞にドキドキしてた頃が懐かしい。なんかどエロい曲だなっていう認識だったんだよな、そのころの私はもう死んだ。
ライオン( ⇆DON'T CALL ME CRAZY )
ライオンは生まれて初めて行ったポルノグラフィティのライブで一番最初に聴いた曲であり、自分を鼓舞する為に聴く曲のひとつであり、人生暗黒時代に聴いてた曲でもあるので、このツアーのセトリに組み込まれていることがエモくて嘔吐いた。…エモいってなんだろう…よくわかんないけど…エモかった……もう、会えないのかな……とか思ったら横浜一日目に石を握りながら泣けてしまった。大事な大事な曲。
DON'T CALL ME CRAZY( ⇆ライオン )
ゾーンに入った岡野さん「 ドン クォルミィ クレイズェーーーーーーーーーーーァァア゛ァア゛ア゛ァア゛ァ゛ーー ーーー!! 」
わたし「あれが神か」
あの曲やばくないですか?もう人が人の上を転がり回ったり人が人の上を走り回るレベルの曲じゃん?そんなことしたら危ないからダメだけどね。オタクはこっそりヘドバンしちゃうよね、わかるよ、そこの君。
Zombies are standing out
オペラが始まってだんだんその声が遅くなって暗くなって……ウゥーー……………すたんでぃんあぅ…すたんでぃんあぅ………「 はっ…ゾンビだ…!」ってなって岡野さんから発せられる「z」の瞬間までのあの時間、ゾクゾクが最高潮になった瞬間全てが開放されるように始まるのがたまらん!カッコイイ!何回聞いてもえげつない鳥肌立つ!もうゾンビかっこよすぎて一公演で五回くらいやってくれても全然構わない。
なんなら今ツアーで一番楽しみにしてた曲だから、期待もなかなか大きかったわけで、その期待を大きく上回るパフォーマンスだった。映像も照明も演奏も全てがえぐいかっこいい。五回圧倒死して生き返ったのでもう私はゾンビです。強いよ。全身でギターをかき鳴らす晴一さん、全身で歌う岡野さん、かっこいい。とんがったポルノグラフィティ、ただただかっこいい。
見つめている
ゾンビが終わってハアハアしてたら聴こえてくる小鳥のさえずり、ぴちぴちぴちぴち…
岡野さん「ここからは、わしひとりです」
わたし「え~可哀想」
岡野さん「ゾンビからのwww生の象徴みたいな小鳥wwwこのギャップどうなんwwww大丈夫なんww着いて来れるのみんなwww」
この時、わたしはまだこの後起きる衝撃の事態に全く気付けていなかった。
わたしのこと好きなひとは分かると思うんですけど( そんな人いません )わたしは、見つめている大好き芸人です。でもまだライブで聴いたことはなくて。いままでも事ある毎に「見つめているが聴きたい!」と言ってたけどもはやネタだから半分以上「まあ…やらないよねわかる」生きてるあいだに見つめているを聴くことはないんだわ…とか思ってたんですよ今回も。
岡野さん「さっき晴一も言っとったけど、わしも自分らの曲聞き返してみたんよ。「この曲なんだったけかな?」とか「この頃のわし病んどるな~!」とか色々思う事があって。いま思い返すとなんでこんな曲書いたんじゃ?と思うような曲もありまして…」
――ここでわたしは全てを悟った―――
わたし「!?!?待って!?見つめている???見つめているなの??見つめているだよね???そうだよね????待ってオエッ待ってまオエッ」
岡野さん「それでは聞いてください……」
わたし「いやいやいやいや絶対そう絶…オエッ…」
岡野さんがスウッと少し息を吸って「きみ」の「k」を発した瞬間、わたしは雷に打たれたような衝撃を受けた。小田和正ばりに身体を逸らした。
腰は死んだ。
特に初日は衝撃が強過ぎて半分以上放心状態……ハッ!これじゃいかん!と我に返って途中から慌てて耳たぶ前にして聴いてた。そのあとの公演もみんなそうした。最高だった。もう思い残すことはあんまり無い。たぶん。( 欲を言えばバンド形式で聴きたかったな…フルコーラスで…いやもういいですわたしは幸せです… )
幕張一日目で手拍子を止めた岡野さん、二日目は止めずにやってくれてそのままここまで来たみたい。伸び代しかない。伸び代ですね。
岡野さん「かましてやるぜ!と思って書いたんだと思う…僕自身はさわやかな恋愛する男ですからね」
わたし「フーーーーーーーーーン」
夕日と星空と僕
岡野さん「この曲も僕が作詞作曲したんですけど有難いことに皆さんからの反応が凄く良くて。すごく自信になったというか、そんな曲です聴いてください。」
岡野さんの表現力とか歌唱力が大爆発起こしてて、聞く度にわたしこんな綺麗な恋愛した事ないけど「 わかる」って頷いてた。改めて聞くといい歌だな。綺麗な歌だな。どこかで出会えるはずさこの世界はとても広く素晴らしい愛があるはずだから…え……ビーチサンダルを履いた指にまとわりつく砂のように離れない離れないぞと同じ人が書いたとは思えませんな……
didgedilli
「ちょっと昭仁ばっか見てないで俺の事も見て?」と言わんばかりのキラキラスーパーハルイチタイムのはじまり。
かーーーーっこいいーーーーー!!!!
変態照明のおかげもあって何度か「うえっ?神かな?」って思う瞬間が何度もあってこの人のギターでわたしは大きくなったんだということを思い出した。
最後のビシィッ!ってカメラ指さすところがいつ見てもいまいちキマり切れてなくてそれがポルノグラフィティの新藤晴一ぽいなぁっておもいました。らぶい。
カメレオン・レンズ
こちらも変態照明曲でした。「ぼくたちポルノグラフィティです~こんなのも出来ます~」って澄ました顔で鬼のような豪速球投げられた、みたいな曲。聴くたびに好きだと思える、聴くたびに気持ちいいと思える曲。
「通じ合えるもの~か~↑な~↑」の「な~↑」が岡野さんの鼻腔を感じるので好きです。はい、伝わらなくていいです。ノーノーノーノー
海月
ブレスのカップリング曲。正直ハマってなかったしこのセトリに入れてくる意味とは?とか思ってたけどまんまとライブに行くにつれてじわじわと侵食されてしまったよね。映像も綺麗で、ひとつの作品みたいな感覚で見てた。
フラワー
フラワーってなんか真っ黒でしんとしてて綺麗なんだけど少し怖さみたいなものを感じるような曲っていう印象があって。ライブで聴いたらそれがもっと確かに感じられて、真っ黒で途方もない壮大な世界に放り出されたみたいな感覚になった。ちゃんとしっかりしてないと自分が無くなっちゃうような感覚。
生命の輪廻とか晴一さんは死んだ人もまたいつの日か新たに生き返るって思ってるんだろうか、あの人とかあの子とかわたしもいつか会えるといいな。だんだん大サビに向かって光が満ちてくるような演出も綺麗で良きでした。
岡野さん「新曲であるフラワーも色褪せないで長く皆さんに愛されるそんな歌になっていって欲しいです」
オー!リバル
岡野さん「ここからァ!きみたちの心に火をつけるのは!!!晴一のギター!!!!」
「この曲は顔が大事なんよ…」
ドヤ顔キメ顔でポロロン……と始めた新藤晴一さん、五秒くらいしかその大事な顔がもたなくて口で手を覆うほど照れちゃうのが可愛くて毎回流れは分かってんのに毎回笑った。キメ顔からの照れ顔の落差が激しすぎて風邪ひいた。
横浜二日目は北スタンドだったから後ろから会場全体を見渡せて、手がめっちゃ生えてて「エノキみたい」と思いながら見てたんだけどそのエノキが一糸乱れぬ動きでリズム刻んでるの見て凄すぎて笑っちゃった。なにあれ。
岡野さん「歌ぇェ!!!」
みんな「オーレーオーレーオーーオーレオーレーオーオーレーオーレーオーーオーレオーレーオーーー!」
途中で気持ちよくなっちゃった岡野さんが滅茶苦茶なファルセットをかましてくるもんだから会場の盛り上がりも半端なくてうおおおおおおってかんじだったあの力があればなんかよくわかんないけど電力とか生み出せそう。
ジレンマ
えっ…………ジレンマ先輩…ここなの!?!っていうのが初日の正直な感想。ラストじゃないジレンマに慣れてないから違和感あったけどそんなことは関係ない、どこに居たってジレンマはジレンマだし無条件に盛り上がる。
アレンジが輔さん?とにかく格好良くてずっとそのギター聞かせてくれ~!って感じだった
No no place to go!で岡野さんばりに訳分からん動きするのが好きなんだけどなにをしてるかは自分でも毎回よくわかっていません。
パレット
岡野さん「きみたちの!真っ白なキャンパスに!色をつけて帰ろうぜ!パレットだ!」って言ったあと「なんか違うなぁ…」みたいにちょっと笑いながら首傾げるの岡野さんらしくて微笑ましかった。なんか決まらんのね。
パレットの二人、キラキラした顔してて本当に地球に生まれてよかったー!て気持ちになる。歌詞が尊い…ノートに書き出してた…君ひとりじゃ持ちきれないなら半分持っていてあげるけど最後は自分で取りにおいでねって言ってくれるポルノグラフィティさん………とっとる…ちゅちゅる…とにかく歌わせるところで歌え!て言ってすぐ「これは歌いにくいんじゃ~がんばってくれ~」って気にかけて言ってくる岡野さんすごく岡野さん味溢れてんなと思った。尊い。
サウダージ「きみたち…私を忘れてないか」ザッ
他セトリ「……!さ、サウダージ先輩!!!」
みたいな貫禄溢れるサウダージだった。
やっぱりサウダージは一番売れてるし世間的にポルノグラフィティ=サウダージ先輩だろうし、わたしはサウダージからの卒業を望んでいる勢だけどやっぱりいい歌だなぁ!さすがだぜ!って思っちゃう。ひれ伏す。横浜二日目で謎にサウダージで泣いちゃったもん……十年以上前に出た歌を今もこうして大きなステージでツアーで歌って、みんなが心を震わせてるのって全然普通のことじゃないんだなって思ったら。何かを同じ熱量で続けるのは大変なことだし努力も苦労も挫折もいっぱいしたんじゃないかな…私の知らないところで彼らはたくさん戦ってきたんだろうそしてきっとこれからも……と勝手に思って勝手に泣いた……これは当たり前じゃない……
ヒィイイ~~フゥウ~~~~~~ノノノーノノノーイェエエーーーのあとのギターまでがサウダージですよ。
わたし今ツアーのハネウマライダーについてはこれだけ書いておければいいと思ってるんですけども、幕張一日目ありがたいことに自発で岡野さん側九列目を引き当てたんです。一番の「曲がるつもりもない!」のときに相方ちゃんとダイナミックにハンドルを切ったら丁度お立ち台に立ってた岡野さんがものすごい素っ頓狂な顔してガン見してきたその瞬間、時が止まった………わたし「………………え?あれめっちゃ見てきてるよね?」相方ちゃん「うんあれすごい見てる」 これは絶対たぶん勘違いじゃないんだ~ていうか自分一番でもハンドル切ってた時あったくせになんだったんだよあの顔~~アッ好きです………
∠RECEIVER
本編ラスト
東日本大震災、熊本の地震、広島の豪雨災害、大阪の地震、来る度大きな被害を齎す台風、北海道の地震、直接なにも言われてないけど無意識に思いを馳せた。今も尚リアルタイムで苦しんでいる人が居るであろう中でこれをやる意味みたいなものを考えた。
二人は「色褪せない」「色褪せさせたくない」「色褪せさせてはいけない」事を伝えてくれてたのかな。
八年前の東日本大震災、直接的な被害は受けなかったものの震度6強の揺れを経験したり友達も家に帰れなかったり断水したり食料が届かなかったりガソリンが無くなったり停電したり、それなりに当事者だった。福島も宮城も岩手も小さい頃からよく行ってたから。知ってる海が、知ってる街が黒い大きな塊に飲み込まれて沢山の人の命が消えたその現実から逃げたい、目を背けてしまうそんな気持ちもあった。まさに当時∠RECEIVERの歌詞が大切な事を思い出させてくれたんだ。スクリーンに映し出される歌詞が、岡野さんの声が、晴一さんのギターが、その気持ちをもう一度思い起こさせてくれたような気がした。
「この星の裏側でも 僕達の足元でも 起こりうる出来事から 逃げない RECEIVER でいたい」
「逃げない」の歌い方、つま恋ロマンスポルノを思い出して泣いた。震災後のつま恋でポルノグラフィティに会えた時「ああ、生きてるって当たり前じゃないんだな」って思ったんだ。
全てを歌いきった岡野さんが両手をバッと広げて音を全身で感じてるような、それから左手を高く掲げて拳を強く握ったその姿がどうしようもなく格好良くて力強かった。きっと何年経っても色褪せない瞬間のひとつになった。
そして誰もいなくなるステージ、私が座る前にどこからともなく始まるポルノコール…… ポルノポルノポルポルノノノポポルルノ /……待ってくれ…おばさんもう少し休みたい……アンコール始まったら終わっちゃうんだよいいのかい…みんな……あ、もう出てきてくれた。はやい。すごく早い。ポルノグラフィティ早着替え講座のDVD出して欲しいくらい早い。
岡野さん「アンコールやるわいねー!!」
みんな「わーーーーーーーーーい!!!!」
めちゃ余談だけど岡野さんが「わいねー!」って言う度に脳内でワンピースのキウイとモズが出てくる。わいねー!わいねー!
Hard Days, Holy Night( 静岡公演 )
静岡公演のアンコールはHard Days, Holy Nightでした。やるかやらんか微妙な日にちだからな…やったら嬉しいな…くらいに思ってたからヤッターー!!ってかんじだった
岡野さん「電話をかけたところで♪」
みんな「特別な日なのに!」
岡野さん「知ってるさ、だって課長が♪」
みんな「ス!グ!ニ!カエッテ!キテ!!!!!!!!!!(必死)」
岡野さん「うふっ♡帰っちゃう♡」
わたし「ぐふっ…死んじゃう…」
メリーーーークリスマーーース!!!!
聖歌隊パート声全然出ないから今からボイトレ行ってくるわ!!
タネウマライダー( 幕張&横浜 )
これでも喰らえー!!!!ってタネウマライダーが始まったとき内臓的な何かが出るかと思った。ポルノグラフィティで初めて買った映像作品がキャッチザハネウマの人間はこれが生のタネウマライダーかぁ…ってしみじみしてしまったよね、割と長生きしてんなわたし。
「ぼくはタネウマラーーイダーーーー!!ハァーーーーー↑↑↑ハァーーーーー↑↑↑ 」のファルセット然り、滑舌然り、声量然り、歌詞は黒歴史(晴一さん談)なのに岡野さんのヴォーカリストとしての力がフルに発揮されててその無駄使い感が大好き。Cメロの畳み掛ける感じもたまらん。あんなに散々やっといて「こんなとこでひとりにしないで ひとりはやだな 」なんて言って許されると思ってんの!?許す!!!
ここでメンバー紹介
岡野さん「そんなひとでなしのー?」
みんな「はるいちーーーーーーーーーー!!!!!」
幕張では「おれはノンフィクションでは歌詞書かん」とかなんとか言いながら✌️してたけど横浜では岡野さんの早漏ネタを駆使して晴一さんが反撃していました。こちらになります、
横浜一日目
晴一さん「…いい?言うよ…?」
岡野さん「な、何を言うんよ…」
晴一さん「…三擦り半の……」
岡野さん「ファーーーーーーーーーーーwwwwwwww 一曲分くらいはもつわ!」
まわりの人たち意味知らないみたいでぽやんとしてる中ブヒッって笑ってしまったの、晴一さんのせいだから。絶許。 でもその後すぐ自分でツボに入ってお腹抱えて笑う晴一さん見て全てを許した。
横浜二日目
晴一さん「い、言う?…今日はええわ」
岡野さん「そ、そじゃね…ははは」
晴一さん「そんなヴォーカルは~?」
みんな「あきひとーーーーーーーーーー!!!!」どんなヴォーカルだよ
そして最後の曲に向かい始めます
晴一さん「あの~、20年やって来たわけなんだけども。因島から夢を抱いて出てきた時に見ていた夢がまさに今のこの光景なんよ。ギター持って会場来て沢山のお客さんに俺たちの曲を聞いてもらって、俺たちの曲で胸を熱くしてもらう…なんか…ほんとに…夢叶ってるなぁって思いながら今日も、演奏してました。良かったよ、ありがとう。」
因島に居た頃から見続けてる夢が今叶っている、それはみんなのおかげですありがとうってなに…………こちらこそ…素敵な夢を一緒に見させてくれてありがとう………
岡野さん「最近ね、取材とかで「ポルノグラフィティが20年やってこれた秘訣は何ですか?」みたいな質問をされることが多くて。「やっぱり、昭仁さんと晴一さんの絆ですか?」みたいなこと言われたり…まぁ、まあ!それも少しはあるじゃろうけども!けども!それだけでなく。こうして、ファンで居てくれているみなさんが「 ポルノグラフィティ~! 」ってぼくらを求めてくれるからやってこれたわけで。ポルノの新しい歌が聞きたい、ポルノのライブが見たい、そういうファンのみなさんの声が僕らの背中を押してくれるおかげで20年やって来れたんです。本当にありがとうございます。これからも、色褪せないポルノグラフィティで居たいと思っています。よろしくお願いします。」
( ポルノグラフィティ~!って言ってる時の岡野さん両手をほっぺたに添えて目をギュッて閉じててすごい可愛かったんだけど静岡でしか見れなかった。遺憾。)
これを聞いて、本人達が楽しいと思えてるならいいけどお人好しグラフィティだからファン第一過ぎて自分たちの思いが疎かになってたらそれはそれで心配になっちゃうなと面倒臭いオタクはそんな感情を抱いた。そこに居てくれるだけでありがたいのに。それと同時にポルノグラフィティがいないわたしの世界はきっと色が無くなってしまうから出来れば二人がよければずっと居て欲しいとも思った……思いが重いオタクはとにかく情緒が不安定……グッとくるMCだった……
というか
あのひとたち本当に世界謙虚な人間ランキング一位だな…なんなのポルノグラフィティ…20年やってこれた秘訣ですか?顔ですかね!?とか才能ですよ!!とか言っちゃえよもう…二人とも……なに…もう………ありがとう………語彙……力………
岡野さん「さぁ…最後は…歌って、踊って、騒いで、暴れて帰りましょう!この曲はみなさんの盛り上がりが大切です…!!」
いえーーーーい!!! あれ?そういえばあの曲やるようなこと言ってたのにやらなかったな……え?まさか?
ライラ
影の今ツアーテーマソング
「歩き疲れたら帰っておいで
懐かしい歌など歌いましょう」
ライラ、きみ生まれた時はまさかツアーのトリを任されるとは思ってもなかっただろうに…… 初日のステージ上と客席の探り合い具合と言ったらなんとも言えなかった…みんな演奏に必死で顔怖いし晴一さんなんか「あれ?おかしいな?」みたいな顔してたけど幕張で聴いたらだいぶ進化してたし横浜で聴いたらもうちょっと進化してた気がしたけど、絶妙なテンポで絶妙に乗り切れない、でもすごく楽しいライラが今は愛おしくてたまりません。初日で岡野さんが語り出す前の晴一さんの「ニヤァ」って顔がたまらなかったし岡野さんの語り方のクセが公演毎にだんだん強くなってって幕張で聞いた時の「笑いま……ッしょおおおおおおおおぉぉぉぉぉおおおおおおおおお~~~~~~!!!」を聴いた時に「もはや初日のライラは死んだんだ、ミュージカルどころの騒ぎじゃない、これはオペラだ!!!!」ってなった。サポメンに厳しい新藤晴一さんにも毎回笑ったし、そう言ってる晴一さんが一番険しい顔してたりして。「帰っておいで~♪」で手招きする岡野昭仁さんのGIFをください、出来たら愛してください。
ライラのソロ回しのウルトラソウルがライブ中1番盛り上がってたとかそういう噂もある。毎回会場の屋根が吹っ飛ぶんじゃないかと思うレベルでみんな声出てて笑った。
「そして~か~がや~くウルトラソウッ ハァイ!!!」
よく聴くと泣いちゃうんだよねライラ……歌詞がファンとポルノの関係みたいにも思えてくるし……よく頑張ったねライラ、大変だったねライラ。ありがとうライラ。
今は心に穴が空いたような喪失感が全体の75%を占めてる
初日と折り返しと終盤とでツアーっていうひとつの作品がものがどんどん変化して行く様を目の当たりにできたような気がしてお得な事しちゃったなぁと思う。ツアーって毎回少しづつ試行錯誤しながら完成していくものなんだなって改めて感じた。本当に楽しい五ヶ月間だったな~
二人がこの世に、同じ島に生まれてくる確率は?音楽に出会う確率は?二人が出会う確率は?二人が同じ夢を持つ確率は?二人が夢を諦めずに進み続ける確率は?その間に私が生まれてくる確率は?ポルノグラフィティがデビューする確率は?その音楽にわたしが偶然出会う確率は?その音楽を好きになる確率は?
…これってほとんど奇跡じゃん……ポルノグラフィティを好きになって良かったな…ずっと好きで良かったな…ずっと続けてくれてよかったな……なんて普段だったらちょっと笑っちゃうこと思ってしまうような、壮大なツアーだった。この先のポルノをずっとずっと見ていたいし追いかけていきたい。
どんな曲をどんな時に聴いても心の底の方から溢れ出てくるこの気持ちは今も昔もちっとも変わらない。それを「色褪せない」と呼べるのなら、 これからも、ずっと。
歩き疲れたら帰っておいでと言ってくれる場所があるのならば、懐かしい歌でも聴きながらまた頑張ろう。
一旦さよなら素敵な現実。