これは未来のための歌
one stroke / 高橋優
free style stroke のMCで言っていた言葉がそのまま歌になったような曲だな、と。
「俺やっぱり路上出身だから、「一対何千」とか思えないんだわ。今もこんなに大きな会場でやらせてもらったりしてるけど、今この会場にいる一人一人、「 あなた 」に向けて届けるつもりで歌っています。ここにいる人全員のそれぞれの事情とかは分かんないけど、せめてこの時間だけでもみんなが幸せになれたら、笑顔になれたらいいと思います。」「「燃え尽きた」ってよく聞くけど、俺は燃え続けることが大事だと思う。でも一歩外に出ると、水を差してくるようなことで溢れてると思う。明日職場や学校で水を差してくる人が居るかもしれない。俺も今まで何度も水をかけられて何度も火を消された。でも、何度消されても大丈夫。その火は何度でも点けられるから。もし、明日からの日々の中で誰かに火を消されたら今日こうやって燃え上がったことを思い出して。たとえそれが小さな火でも僕とあなたの火を合わせれば大きく燃やせる、そうやって大きくした火をこれからもずっと延焼させていけたらと思います。」
あのツアーで聞いた時から、たった数ヶ月で世界が変わって生活が変わってエンタメの在り方が問われたり、高橋優を取り巻く環境、自分自身を取り巻く環境、色んなことが変わって。その先で聞く「 one stroke 」はあの時よりも感じるものが沢山あって。出来れば、全部受け止めたいのだけれど。
時が流れ 大人になって
僕の中で 重なる 業 失望
遠くに消えて 見えなくなった
耳を澄ませ 途切れぬstroke stroke stroke
歳をとって大人になって行くに連れて余計なものが増えてきて大事なものが見えにくくなってしまうのは仕方ないのかもしれない。変わらなくちゃいけない所も絶対にある。それでも自分の中に響く音に、感情に、衝動に、正直でいられる人でありたいと思うのです。
万人に向けて作ってる音楽のはずなのにどうしてこんなに一個人に宛てて書いているような感覚になるんでしょうか?聞いた人すべてが歩み寄って手を伸ばしたら触れられそうなその「距離」を感じられるんじゃないでしょうか?
聞けば聞くほど、嬉しい気持ちとこの先の希望を感じられる。暗くて重たくてどうしようもないくらい苦しい日々に大きな風穴を開けてもらったような感覚です。久しぶりに前向きに未来を考えることが出来た、楽しみだと思えることが出来た。
この先に何があってもきっと大丈夫だよ。
だって高橋優が居るんだから。
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